日本の技術認められた!滝田監督「本当に誇り」

[ 2009年2月23日 19:06 ]

 第81回米アカデミー賞は、滝田洋二郎監督の「おくりびと」が外国語映画賞を受賞するなどして22日(日本時間23日)閉幕、滝田監督らは会場近くのホテルで会見した。

 滝田監督は「日本の素晴らしい技術が認められたと思っています。本当に誇りです」と話し、スタッフやキャストの演技をほめたたえた。

 出演者の広末涼子さんは「壇上からの景色はファンタスティックで言葉にできない格別な思い。映画人としてこの上ない幸せです」と話した。全員でステージに上がることは、事前に監督らと話し合って決めていたという。

 候補作にイスラエルの「戦場でワルツを」やフランスの「クラス」など、世界的な有名作がひしめく中での受賞について、間瀬泰宏エグゼクティブプロデューサーは「コミカルな部分があって、笑いながら泣けてしまう。他の4作品とは違ったところが良かったのではないか」と分析した。

 会見には、主演の本木雅弘さんや「おくりびと」で初めて映画の脚本に挑んだ小山薫堂さん、出演者の余貴美子さんも出席。日本映画の快挙を成し遂げた喜びを分かち合った。
 アカデミー賞は、クイズ番組に出演した青年の半生を描いた「スラムドッグ$ミリオネア」(ダニー・ボイル監督)が作品賞、監督賞など計八部門を制覇し、閉幕した。(共同)

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2009年2月23日のニュース