衝撃の“生ゴミ女デュオ”がデビュー

[ 2009年2月23日 07:52 ]

 テレビ東京「音楽ば~か」(土曜午後11時20分)から生まれた昭和歌謡デュオ「美女木ジャンクション」が3月13日に「ポリバケツ」(発売元:極東音楽隊)を全国のローソン限定で発売し、CDデビューを飾る。

 “他では話にならない”B級ミュージシャンを応援する番組の企画で、“ゆるゆるオーディション”を実施したところ36組がエントリー。数々の試練を乗り越えて、元AV女優の結城リナ(23)と島根県出身の現役派遣OL、ねーさん(24)の2人が今回のCDデビューを勝ち取った。

 売り文句は「ミュージックシーンに殴りこみをかける”歌のくさや”」。彼女たちのデビュー曲「ポリバケツ」はそのフレーズにふさわしく、強烈に不幸な“臭い”を醸し出している。

 演歌調の音楽をバックに、男運の全くない不幸な女のストーリーが展開されていく。「どうせ私は生ゴミ女、週末の前に捨てられる。半透明の袋の中で腐りかけたゴミになる」(ポリバケツより一部抜粋)。20代デュオの歌う曲ながら、“フレッシュさゼロ”の哀愁が曲全体に漂っている。

 作詞を担当した秋元康氏は、番組を見て余りにも幸薄そうな2人を哀れに思い詞をつづった。「歌を聴いた人がいくらなんでもこの歌の主人公より私の方が少しは幸せだろうと自信をもってくれたら。。。と思って書きました」。先行きの見えない日本社会に生きる人へ逆説的に前向きなメッセージが込めたというわけだ。

 CD発売に先駆けて、番組で「美女木ジャンクション」に下された指令は「日本全国のローソンに行ってCDの予約を取り付けて来い」。ローソンの公式サイトによると、全国で8614店舗(08年8月時点)があるが果たして結果はいかに…。

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2009年2月23日のニュース