緒形拳さんしのぶ会 奥田瑛二「出掛けただけ…」

[ 2009年2月6日 21:44 ]

緒形拳さんをしのぶ会で、遺影を前にあいさつする映画監督で俳優の奥田瑛二

 日本を代表する個性派俳優として映画やドラマで活躍し、昨年10月に71歳で急逝した俳優緒形拳さんをしのぶ会が六日夜、東京都千代田区のホテルで営まれ、俳優の三国連太郎や岩下志麻ら関係者約630人が参列した。

 祭壇の周囲に、緒形さん直筆の書画や映画賞のトロフィーが置かれたほか、出演作のダイジェスト映像がスクリーンで映し出され、出席者は名優との別れを惜しんだ。
 緒形さん主演の映画「長い散歩」で監督を務めた奥田瑛二があいさつし「たまたま緒形さんがげたを履いて散歩に出掛けたと思っています」と突然の死を悼んだ。
 最後に次男で俳優の緒形直人が「父はやり残した仕事、挑戦したい役がまだありました。父の役者としての心構えや姿勢、そして無念な思いを僕たちの中に生かし続け、上を向いて歩んでいくつもりです」と述べた。

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2009年2月6日のニュース