小室被告21日初公判 5億詐取認める方針

[ 2009年1月19日 16:14 ]

 著作権譲渡をめぐる5億円の詐欺罪に問われた音楽プロデューサー小室哲哉被告(50)の初公判が21日午前10時から、大阪地裁(杉田宗久裁判長)で開かれる。

 小室被告は、大阪地検特捜部の調べに「何としても金を作らなければ破産すると思った。大変申し訳ないことをした」と話した。公判でも起訴事実を認め、判決までに弁済して情状酌量を求める方針。
 小室被告は昨年11月に起訴され、保釈保証金3000万円で保釈された。
 起訴状によると、小室被告は2006年7月、これまでの作品約800曲の著作権をすべて所有しているように装い、10億円で譲渡する契約を兵庫県芦屋市の投資家男性に持ち掛けた上、同年8月に「印税収入が前妻に差し押さえられているので、解除に必要」と言って先払いさせた5億円をだまし取った、とされる。
 共に詐欺罪で起訴された、小室被告が役員を務めるプロダクション「トライバルキックス」監査役木村隆被告(57)の審理は、事前に争点を絞り込む公判前整理手続きの適用が決まっている。

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2009年1月19日のニュース