筑紫さん追悼番組で日記の内容も公開

[ 2008年11月12日 06:00 ]

 7日に肺がんのため73歳で亡くなったキャスター筑紫哲也さんの追悼番組「ガンとの闘い500日…筑紫さんが遺(のこ)したもの」が11日、TBSで放送され、10日夜に筑紫さんの自宅で見つかった日記「残日録」の内容が公開された。

 昨年の誕生日(6月23日)から半年間にわたってつけられていたもので、昨年12月10日、医師からがんの全身転移を告げられた際には「最初に発病を告げられた時よりも衝撃は大きく重い。その後の治療でほぼ治ったというところまで行ったのに、もっと悪いところまでズドンと落とされたのだから」などと記述している。また、がんによる肉体的苦痛や精神的な問題に対処する緩和ケアを最後まで拒否していたことも明かされ、長男拓也さんは「絶対あきらめないという姿勢の表れだと思う」と話した。

続きを表示

2008年11月12日のニュース