小室容疑者「これでも名の知れた男。逃げも隠れもしない」

[ 2008年11月4日 18:04 ]

 小室哲哉容疑者(49)が、被害者の兵庫県の投資家との交渉過程で「これでも名の知れた男。逃げも隠れもしない」と説得していたことが4日、分かった。また、自ら作った曲を「世界で一つの曲」とCDにしてプレゼントしていたことも判明した。

 特捜部は小室容疑者が手を尽くして投資家を信用させ、代金を支払わせたとみている。
 特捜部の調べによると、小室容疑者は2006年7月30日、東京港区のホテルで投資家と交渉。「806曲の著作権はすべて僕にある」「音楽出版社との間でも、僕の手元に残しておく契約になっている」などとうそを説明。
 仮契約した8月7日には、前妻に差し押さえられていた印税収入について「差し押さえ解除のため早急に5億円が必要」などと言い、10億円の契約額のうち半分の支払いを受けたという。
 実際は全曲の著作権に関し、管理のため音楽出版社などに複製権や上演権が既に譲渡され、小室容疑者に譲渡権限はなく、差し押さえも解除されなかった。

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2008年11月4日のニュース