逮捕の役員の小室評「変わった人、突然いなくなる」

[ 2008年11月4日 12:18 ]

 音楽プロデューサー小室哲哉容疑者(49)とともに著作権詐欺事件に関与したとされる「トライバルキックス」の監査役木村隆容疑者(56)は、共同通信の取材に、兵庫県の投資家を小室容疑者に紹介したことを認めた上で、「とにかく変わった人」などと“小室像”を語った。一問一答は次の通り。

 ―知り合ったのは。
 2004年に知人の紹介で。呼ばれたマンションに行ったら小室プロデューサーがいて驚いた。部屋でピアノを弾いてくれて感動した。金に困っていたのでピアノや車を買ってあげた。今でも4000万円を貸したまま。
 ―どんな人なのか。
 頭がいい人。ビジネスのスキームなんかも作れる。私生活は質素で食事は店屋物ばかり。でも、とにかく変な人。よく遅刻するし、突然いなくなったりもする。
 ―問題の取引への関与は。
 知人に「面倒を見てくれ」と言われて譲渡先を探した。一時的に疎遠になった後には「ディスコミュニケーション(相互不理解)があったが、これからは頑張る」と手紙をもらってまた協力することにした。兵庫県芦屋市の投資家も紹介した。
 ―だますつもりは。
 ない。小室プロデューサーが投資家と2人でどんな話をしていたかは知らない。わたしは仲介料ももらっていないし、よかれと思ってやったことなのに困っている。
 ―借金が多いようだが。
 なぜだかは分からない。事業の失敗か。それとも周囲にいい顔をしているうちにかさんだのか。

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2008年11月4日のニュース