北野監督 興行成功の予感に「うひゃひゃ」

[ 2008年9月1日 06:00 ]

 第65回ベネチア国際映画祭のコンペ部門に最新作「アキレスと亀」が出品された北野武監督(61)が31日、全日空機で帰国した。

 参加の感想を求められると「いつもと同じだよ」と、国際映画祭の常連らしく余裕たっぷり。30日までにコンペ出品作21本のうち6本が公式上映され、31日付の地元紙の採点表(5点満点)では、2紙が「アキレスと亀」に4点を付けている。雑誌「CIAK」も「北野武監督が最高の位置にいる」と報じるなど、現地での評価は高い。
 97年の「HANA―BI」に続く金獅子賞(最高賞)受賞に期待がかかるが「手応えは毎回あるよ。でも、現場の反応と表彰式は違うから」とサラリ。それでも、報道陣から「興行的にも成功しそうですね」と声を掛けられ「うひゃひゃひゃ」と笑うなど終始ご機嫌だった。

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2008年9月1日のニュース