赤塚不二夫さん6年4カ月ぶりに無言の帰宅

[ 2008年8月6日 06:00 ]

故・赤塚不二夫氏の妹・梅原寿満子さん(前列・右端)とともに頭を深々と下げてあいさつをする長女・りえ子さん(前列・右から2人目)

 肺炎のため2日に亡くなった漫画家、赤塚不二夫さん(享年72)の遺体が5日夜、東京・新宿区の自宅に戻った。

 安置されていた東京・文京区の順天堂医院から長女のりえ子さん(43)、赤塚さんの妹の梅原寿満子さん(70)らに付き添われ、午後8時すぎに到着。漫画家仲間の北見けんいち氏(67)やフジオ・プロダクションのスタッフらによって遺体が運び込まれた。りえ子さんは憔悴(しょうすい)し切った表情で取材陣に深々と頭を下げた。
 赤塚さんは02年3月末に検査入院して以降自宅には戻っておらず、約6年4カ月ぶりの帰宅に。遺体は自宅2階の居間に安置された。漫画家のちばてつや氏(69)、古谷三敏氏(71)や映画監督の山本晋也氏(69)らが弔問に訪れた。
 フジオ・プロダクションによると、6日の通夜と7日の葬儀・告別式(いずれも東京・中野の宝仙寺)には、ファンのための焼香台が設けられる。遺影の両脇には「天才バカボン」などの人気キャラクターのパネルが飾られる予定。
 また、赤塚さんを恩人と慕うタモリ(62)が、葬儀・告別式に参列し弔辞を読むことになった。

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2008年8月6日のニュース