桐谷美玲主演でケータイ小説ドラマ化

[ 2008年3月3日 06:00 ]

 昨年大ヒットした映画「恋空」の原作小説を配信するなど、若者を中心に絶大な人気を誇るケータイ小説サイト「魔法のiらんど」が、ドラマを制作・配信する。同サイトで話題を呼んだ小説「teddybear」が原作で、4月1日からスタート。ティーン向けファッション誌「セブンティーン」(集英社)の専属モデルとして人気の桐谷美玲(18)が主演を務める。

 「魔法のiらんど」は、月間の閲覧数が累計33億に上り、110万作品を公開している人気サイト。「恋空」などケータイ小説が映像化されて大ヒットを収めている中、今度は自らのサイト内でケータイドラマを送り出す。
 「teddybear」は、べあ姫(本名、年齢は非公表)が自身の体験を基に06年5月からサイト上で執筆をスタート。主人公の女子高生・春菜と記憶をなくしていく病気に冒された恋人の成也との恋愛が描かれ、「感動する」と話題に。2カ月後の同年7月、同サイトの作品では最速で書籍が発売された。
 2年近くが経過した現在でも、サイト内の人気ランキングでは上位をキープ。これまでに700万人が閲覧し、単行本は、男性側の視点でつづられた「光~Teddybear2~」と合わせて58万部を売り上げている。
 制作サイドは、読者から映像化の希望が多く、根強い人気を誇る同作をドラマ第1弾作品に決定。主演には、ユーザーの大半を占める女子中高生に人気の「セブンティーン」で看板モデルとして活躍する桐谷に白羽の矢が立った。
 桐谷は今春に高校を卒業して大学進学が決まっており、主人公と同年代の女の子。もともと同作を知っていて「1時間くらいで一気に読んでしまうほど感動的な小説でした」と絶賛した。
 2月に石川県金沢市で撮影。「人を愛することの難しさや生きることの大切さが伝わればいいな。私も春菜のような純粋で素敵な恋ができたらいいなと思います」と話している。4月1日から1カ月間、毎日1話(約3分)ずつ配信する。利用料は無料。

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2008年3月3日のニュース