「弁護士のくず」問題 正式に提訴

[ 2008年3月3日 20:44 ]

 雑誌連載中の人気漫画「弁護士のくず」の一部が自著と酷似し、著作権を侵害されたとして内田雅敏弁護士が3日、発行元の小学館(東京)と作者の井浦秀夫さんに500万円の損害賠償などを求め、東京地裁に提訴した。

 内田弁護士は2月、掲載差し止めを求め仮処分を申し立てたが、地裁が判断を示さないまま次号が発行されたため、正式に提訴した。
 小学館は「著作権侵害はない」としている。
 訴状によると、「ビッグコミックオリジナル」1月5日~3月5日号に、「弁護士のくず」の「蚕食弁護士」というシリーズが第1話から4話まで掲載された。登場人物や筋書きの点で、内田弁護士の著書と同一か酷似しているとして、掲載雑誌や単行本などの発行禁止も求めている。
 仮処分の申し立ては取り下げるという。

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2008年3月3日のニュース