夕張映画祭3月に市民の手で復活

[ 2008年2月6日 06:00 ]

 北海道夕張市が財政破たんした影響で、2006年を最後に中止に追い込まれた「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」が3月に復活することが5日、正式に決まり、札幌市内で記者会見した実行委員会が上映作品などを発表した。

 3月19~23日、夕張市内のホテルや市民会館などで開催。テーマは、映画人と観客、市民の3者を結び付けたいとの思いから「共に育(はぐく)む」とした。
 金城武が主演の「Sweet Rain 死神の精度」やジャック・ニコルソン主演の「最高の人生の見つけ方」など、国内初公開となる12本の招待作品を含む計約50本が上映される。
 特定非営利活動法人「ゆうばりファンタ」などが「市民による復活」を実現させた。以前は約1億円の経費をかけていたが、各方面への謝礼を抑えるなどして約4000万円に抑えたという。

続きを表示

2008年2月6日のニュース