塚地がスーツ着ると谷原章介に!?

[ 2008年1月25日 06:00 ]

「ハンサム★スーツ」でブ男役を演じる塚地武雅と、ハンサムに変身した後の谷原章介

 俳優の谷原章介(35)が映画に初主演する。今秋公開の「ハンサム★スーツ」(監督英勉=はなぶさ・つとむ)で、原作は著書「ブスの瞳に恋してる」が大ヒットした人気放送作家の鈴木おさむ氏(35)による書き下ろし。ブサイクな男が魔法でハンサムに変身するラブコメディーで、塚地武雅(36)との“2人1役”。鈴木氏も「“ブス恋”の次はハンサム!大人が胸キュンする作品です」と力が入っている。

 お笑いトリオ「森三中」の大島美幸(28)の夫で「SMAP×SMAP」(フジテレビ)など多くの人気番組を手掛ける鈴木氏が、ずっと気になっていたのが谷原の存在。

 ファッション誌「メンズクラブ」のメーンキャラクターを務め、オリコン調査「女性が選ぶ品格のある著名人ランキング」で1位になるなど、いま時珍しく「ハンサム」という言葉が似合う正統派の美形。それでいてどこか時代とミスマッチした妙なコミカルさも併せ持つ。「洋画では定番の大人のラブコメディーを彼だったらできるのではないか」。この“谷原ありき”の発想で企画されたのが「ハンサム★スーツ」だ。

 物語は、もしも着るだけでハンサムになれるスーツがあったらという大胆な設定。“なりたい自分”に簡単になれたら果たして幸せなのか、本当の愛とは、という壮大なテーマを笑いと涙で包んでいく。ぶ男役の塚地が布団圧縮袋のような全身スーツを着込み、掃除機を使って“真空パック”状態になりながらハンサム役の谷原へ変身していくシーンも見どころ。3月から撮影に入る。

 デビュー13年で映画初主演の谷原は「うれしかったし、何より作品と役柄の切り口が面白く、是が非でもやりたいと思いました」と大喜び。絶対的ハンサムという役に「やっと出合えたという思い。今までやってきた役の経験を生かす時が来たという感じ。塚地さんと一緒に主人公のキャラクターを魅力的にしていきたい」とヤル気満々。

 塚地も「谷原さんは、かっこいいのに面白い。僕とは真逆。映画だけでも変われるのはうれしく、できれば現実でも変わりたい!」。2人の配役に鈴木氏は「超理想的なキャスティング。いい化学反応を起こしてくれそうです」と期待している。

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2008年1月25日のニュース