アニメなど角川がユーチューブに配信

[ 2008年1月25日 19:03 ]

 角川グループホールディングスは25日、検索サイト世界最大手の米グーグルが提供する動画投稿サービス「ユーチューブ」上にアニメや映画のプロモーションなどの映像コンテンツ(情報の内容)を配信する公式ページを2月上旬をめどに開設すると発表した。

 角川は映像作品の閲覧者を増やすことで主に広告収入の収益拡大を目指す。グーグルは人気アニメや映画の提供を多く手掛ける角川のコンテンツの配信により、ユーチューブ利用者の一層の拡大につなげたい考えだ。
 公式ページには、グーグルが開発した、動画上に内容と関連のある広告が表示される「広告連動型配信」という手法を採用。得られる広告収入の一部は、角川を通じてコンテンツの著作権者に支払われる仕組みだ。
 記者会見した角川グループホールディングスの角川歴彦会長は「ユーチューブを使って日本発のコンテンツを世界に広げたい」と意気込んだ。
 ユーチューブへの投稿では、映像や音楽などを無断で盛り込んだ著作権法に違反する動画が横行して社会問題化。投稿動画が違法かどうかを判別するグーグルの技術が一定の水準に達したことから、角川はページ開設を決めた。
 米グーグルのデービッド・ユン副社長は「著作権保護技術の強化に今後も真剣に取り組んでいきたい」と話した。

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2008年1月25日のニュース