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“鉄の拳”中野幹士は世界挑戦権獲得ならず…ダウン奪われ元世界王者アリームに判定負け

[ 2025年11月24日 20:14 ]

IBF世界フェザー級挑戦者決定戦   同級3位 ライース・アリーム(米国)<12回戦>同級5位 中野幹士(帝拳) ( 2025年11月24日    トヨタアリーナ東京 )

<IBF世界フェザー級挑戦者決定戦 中野幹士・ライース・アリーム>パンチを浴びる中野(撮影・沢田 明徳)
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 IBF世界フェザー級5位の中野幹士(30=帝拳)は同級3位ライース・アリーム(35=米国)に0―3で判定負けし、王者アンジェロ・レオ(31=米国)への指名挑戦権獲得に失敗した。中野はプロ初黒星でデビューからの連勝が14(13KO)でストップした。

 “マノス・デ・アセロ(鉄の拳)”の異名を取る中野も、元WBA世界スーパーバンタム級暫定王者に力及ばなかった。スピードを生かして出入りし、一発当てては“射程圏外”へ逃げるアリームに対し、左の強打は空転。カウンターや相打ちを狙って手を出し続けたが決定打を繰り出せず、要所でクリーンヒットを打ち込んでくる相手にポイントを奪われた。10回には前に出てきたアリームの右ストレートを浴びてダウン。最終12回には強打を当てて会場を沸かせたものの、反撃も届かなかった。ジャッジの採点は115―112、116―111、118―109でいずれもアリームを支持した。

 大阪市出身で東京・竹台高時代に高校3冠を達成。東農大では国際大会優勝も経験し、18年10月のプロデビューから1試合を除く全KO勝ちで世界ランキング上位にのし上がった。今年5月には世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)のアンダーカードでラスベガスデビュー。4回TKO勝ちで“聖地”に鮮烈な印象を残していた。

 今年5月に元2階級制覇王者・亀田和毅(TMK)に判定勝ちして初防衛に成功した王者レオは、来年2月に米アルバカーキでV2戦を予定。中野が今回勝てば、その次での世界初挑戦が決定的だった。「“中野なら世界を獲れる”と思ってもらえるような試合にしたい」と意気込んでいたが、世界戦線からの後退を強いられた。

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