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亀田興毅会長「いろんなところで盛り上げていければ」 会長デビュー戦と位置づけた興行に手応え

[ 2021年12月17日 00:32 ]

興行終了後に今後について語った亀田興毅会長
Photo By スポニチ

 プロボクシングジム「3150(サイコー)ファイトクラブ」の亀田興毅会長(35)は16日、大阪市内で“会長デビュー戦”と位置づけた興行「3150ファイト vol.1」を終えて、手応えをつかんだ様子だ。

 「いい形で終われて良かった。亀田家の原点である大阪から、もっとファンを増やして日本全国へ、海外へも出ていきたい」

 前座の4回戦からABEMAで生中継され、それぞれの選手を紹介する映像を用意するなど場内の演出も世界戦を思わせるような凝ったものだった。キャリアの浅い選手たちのトランクスに、たくさんの広告が付いていた。「中継がついたことで4回戦でもスポンサーがついて選手がうるおう。手応えありですね」。14日に実施されたWBA&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(28=大橋)の防衛戦がペイ・パー・ビュー(PPV)方式でライブ配信されたことにも触れ「井上選手がPPVで道をつくってくれている。こちらはまだ4回戦とかだけど、いろんなところで盛り上げていければ」。プロの公式戦前には、芸能人とプロレスラーのボクシング対決など“エンタメファイト”も用意し、これまでボクシングに興味を持たなかった層にも“まず見てもらう”ことを狙った。

 これまで多くのプロボクサーは稼げず、日本や東洋の王者でもアルバイトなどでファイトマネー以外の収入を得なければ生計を立てられなかった。その状況を変え、有望選手がどんどん現れる環境をつくりたいという。プロボクシングで世に出た亀田興毅会長の業界に対する“恩返し”だ。

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2021年12月16日のニュース