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WBA世界ライトフライ級スーパー王者・京口紘人 尚弥の防衛戦を見て驚き「いろんなことを試してた」

[ 2021年12月16日 20:00 ]

京口紘人
Photo By スポニチ

 WBA世界ライトフライ級スーパー王者の京口紘人(28=ワタナベ)が15日に自身のYouTubeチャンネルを更新。14日、東京・両国国技館で行われたプロボクシングWBA・IBF世界バンタム級タイトルマッチ12回戦、統一王者・井上尚弥(28=大橋)が挑戦者アラン・ディパエン(30=タイ)を8回TKOで下した試合について振り返った。

 この試合は井上とディパエンのレベル差は明らかだった中で、井上が本番のリングで勝ちにいきながらもいろいろなことを試して練習したいということが見えた試合だったという。「試合なんですけど、8オンスのグローブを付けて、ヘッドギアを付けてない試合の条件で練習してるみたいに思ったんですよ。試合のリングでトレーニングに励んでいるみたいな感覚や“これは本当に世界戦?”みたいな感覚に陥りましたね。途中でスイッチするなどいろんなことを試してるなと思いました。本番のリングで色んなことを試そうなんて余裕ないですからね」と驚いたようだ。そして試合を通して井上がリングの中央を陣取っていたことについても「常にプレスをかけて、相手にロープを背負わせて戦ってましたね。あれされると相手はめっちゃ疲れるんですよね」と称賛し、さらに井上の打たれ強さも含めて体幹の強さも凄かったと話した。

 井上は来春にビックマッチが組まれると予想されている。京口は「僕とすればあれだけ煽っていたカシメロとどんな試合をするか見たかったですけどね」と話しつつもWBO王者ジョンリール・カシメロ(32=フィリピン)が体調不良を理由に11日に予定されていたポール・バトラー(33=英国)とのタイトルマッチが中止になったこともあり「おそらくカシメロとの統一戦はないのかなと思います。そうなるとドネア2ですよね」とWBC王者ノニト・ドネア(39=フィリピン)との統一戦が行われるのではないかと予想した。そして「日本人で4団体統一して、同時に保持する偉業を成し遂げられる選手が井上尚弥というチャンピオンです」と4団体統一も見たいと話した。

 京口から見ても相手のディパエンはとにかくタフだったという。しかし「タフだから勝つという世界ではなくタフはタフってだけなので」と相手を総括し、最後に京口は同い年の井上から刺激をもらって勉強にもなったと話した。

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2021年12月16日のニュース