【高校野球】東播磨・福村順一監督が明石南へ転任 春夏3度甲子園出場の兵庫公立の名将

[ 2026年3月31日 05:00 ]

東播磨で最後の指揮を執った福村順一監督                       
Photo By スポニチ

 兵庫公立の名将が新天地へ――。全国屈指の激戦区から、公立校を率いて春夏通算3度の甲子園出場経験を持つ東播磨・福村順一監督(53)が、4月から明石南に転任となることが31日、分かった。野球部監督に就任する予定だ。

 公立の加古川北を08年夏、11年春に甲子園へ導き、特に11年春は初戦で釜田佳直(元楽天)を擁した金沢(石川)、2回戦で松田遼馬(元阪神、ソフトバンク)がエースの波佐見(長崎)を連破し、8強入りを果たした。14年4月に転任した母校・東播磨でもチーム強化に尽力し、21年春に21世紀枠で聖地へ。初戦敗退を喫したが、明豊(大分)と延長11回の激闘を演じた。また、教え子からは藤井宏政(元阪神育成)をプロに送り出した。

 巧みに相手の隙を突く機動力野球が身上。卓越した指導理論をもとに選手たちを心身両面で鍛え上げ、環境、体格、パワーなどで上回る強豪校との差をカバーしてきた。報徳学園、東洋大姫路、神戸国際大付、滝川二、神港学園、明石商、社など私立、公立ともに強豪がひしめき、参加150チーム以上の全国屈指の激戦区にあって「常にベスト16以上のチームをつくること」をモットーに掲げ、存在感を発揮。昨秋も兵庫県大会3回戦で敗退したものの、今春選抜に出場した東洋大姫路相手に4―5の接戦を演じた。

 30日には春季兵庫大会播但地区Cブロック2回戦・明石戦(明石トーカロ)で、東播磨監督として最後の指揮を執った。7―0の7回コールド勝利で有終の美を飾り、12年間にわたって袖を通した母校のユニホームに別れを告げた。

 赴任する明石南は近年こそ低迷が続くが、79年夏に甲子園出場の実績があり、00年代までは公立の実力校として名をはせた。明石近辺は野球熱が高く、近隣には有望な中学生も多い。加古川北、東播磨の次は「MEINAN」を率いて兵庫高校野球界の勢力図を塗り替え、全国に打って出る構えだ。

 ◇福村 順一(ふくむら・じゅんいち)1972年(昭47)4月20日、兵庫県出身。東播磨高では内野手、投手としてプレー。天理大では阪神大学野球リーグで指名打者のベストナイン受賞。99年に保健体育科教諭として社に赴任。野球部長、副部長を務め、02年から加古川北の監督に就任。08年夏、11年春に甲子園出場。14年から東播磨に転任し、監督就任。21年春に21世紀枠で同校を春夏通じて初の聖地に導いた。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

野球の2026年3月31日のニュース