広島 中村奨成「とにかく打つだけ」開幕カード“つなぎ役”2犠打もノーヒット

[ 2026年3月31日 05:45 ]

29日、福地コーチ(右)からアドバイスを受ける中村奨成
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 4年ぶりに開幕3連勝を飾った広島は、きょう31日から敵地・神宮で同じく開幕3連勝のヤクルトと3連戦に臨む。開幕カードの中日戦で無安打に終わった中村奨成外野手(26)が再始動を期した。ヤクルト戦では昨季、セ・リーグ5球団で最も高い対戦打率・348をマーク。「とにかく打つだけ。早く一本出せるように頑張りたい」と言葉に力を込めた。

 中村奨の口は重く、表情もさすがに硬かった。中日との開幕3連戦。1~8番まで不動だった広島打線で唯一、無安打に終わっていた。12球団で3位の打率・319をマークしてオープン戦を終え、「楽しみ」と心躍らせて本番に臨んだだけに、悔しさは隠せない。

 「見ての通りです。切り替えも何もないですよ。打つだけ。とにかく打てるようにします。それだけです」

 敵の開幕投手・柳に高低と外角を巧みに突かれ、感覚を取り戻せぬまま3試合で13打席を消化した。修正を図るべく福地打撃チーフコーチと会話を重ね、2戦目終了後には居残りで練習に励んだ。この間、チームは開幕3連勝。心のよりどころだ。

 「チームが勝っているからいいんですよ。僕が打とうが打てまいが、どうでもいい」

 いささか捨て鉢に聞こえても本音は別で、自身の立ち位置や役割は心得ている。打線のつなぎ役を担う2番打者。快音は響かせられなくても、2戦目の8回には犠打を決めてファビアンの決勝打をお膳立て。3戦目の初回にも犠打を決めた。

 「あれぐらいはできないと。打てていないので。最低限(の仕事)かなと思います」

 きょう31日からは敵地・神宮で、ヤクルトと開幕3連勝対決。昨季、セ・リーグ5球団で最も高い対戦打率・348を誇るだけに、再始動を期す中村奨には絶好の相手だ。しかも、初戦先発の小川こそ対戦がなかったものの、2戦目に予想される松本健は打率・333、3戦目に先発見込みの奥川は・714と打ちまくっている。

 「柳さんも(高橋)宏斗も(昨季の対戦打率で)良い数字を出していたけど、このザマなので、去年までのことは気にしていないです。とにかく、早く一本出せるように」

 まだ3試合を終えたばかり。スコアボードに「H」ランプがともれば重苦しさは一気に晴れ、総じて低調な打線にも活気が生まれるに違いない。8年目の昨季ブレークした遅咲きの花。満開を迎えるのはこれからだ。 (江尾 卓也)

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