侍の顔から阪神の顔!森下翔太“リブート弾”WBCベネズエラ戦ほうふつ3ラン「一本出てホッとした」

[ 2026年3月19日 05:15 ]

オープン戦   阪神6―2ロッテ ( 2026年3月18日    ZOZOマリン )

<ロ・神>3回、本塁打を放った森下(撮影・長久保 豊)
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 阪神・森下翔太外野手(25)が、18日のロッテ戦(ZOZOマリン)に「3番・右翼」で先発し、3回2死二塁の場面で、WBCから帰国後初アーチを放った。WBC準々決勝・ベネズエラ戦(日本時間15日)で放った3ランをほうふつとさせる左翼席への一発でオープン戦1号を飾った。激戦や長旅の疲労も解消済み。27日のシーズン開幕・巨人戦へ、背番号1の心技体に充実感が漂った。

 マイアミの夜空を彩り、日本中を興奮の渦に巻き込んだ劇弾が、幕張でよみがえった。日の丸からタテジマに戦闘服を着替えても、勝負強さは不変だ。森下が、3回2死二塁で木村の117キロカーブをすくい上げ、左翼席へ虹を架けた。WBC準々決勝・ベネズエラ戦の3回、先発のR・スアレスが投じた132キロチェンジアップを泳ぎながら捉えた“あのホームラン”さながらの放物線だった。

 「とりあえず、一本出てホッとした。侍の時は打席数的には立てなかったので、打席に立って、自分のスイングに持っていくのが今の自分のやるべきこと。それに向けてやっている」

 ベンチに戻ると、WBCでお決まりだった「お茶たてポーズ」で喜んだ。阪神では不動の3番ながら、MLB軍団を含めた精鋭ぞろいの侍ジャパンでは控え。大会を振り返ると、森下に与えられた打席は10。大谷と吉田の18、村上の21、岡本の22と比べても、ほぼ半数だ。不足する練習量を確保し、経験の乏しい途中出場に備える。さまざまな困難と向き合いながら、超一流のメンバーとかけがえのない時間を過ごした。前日17日のチーム合流時には、大谷にならい「背中で見せられるような選手になっていきたい」と意気込んでいた。心技体で飛躍した背番号1が、今季も猛虎打線をけん引する覚悟でいる。

 「試合に入れば集中するので、自分で切り替えはできる。いい形で入れた方が、気持ち的にはいい。常に上を目指さないといけないと思うので、現状維持で満足はしていない」

 遊飛の第1打席でもフルスイングを披露し、観衆を沸かせた。タイミングも問題ない。WBCで激突した海外勢と、今後対戦する日本人投手の投球モーションのリズムやメカニックの違いも意に介さず「大幅に変わるわけではないので、自分なりに(アジャストを)頑張ります」と淡々と語った。

 27日の開幕・巨人戦まで1週間余り。侍のMORISHITAから、猛虎の森下へ“リブート”した。ここぞの一振りで世界にその名を知らしめた森下は、ベネズエラのWBC初戴冠も刺激に変える。「どんどんチームが勝てるように動きたい」。近未来の「世界一奪還」という野望も胸に秘め、まずは虎のリーグ連覇へと歩を進める。 (八木 勇磨)

 ▽「リブート」 俳優の鈴木亮平が主演するTBS日曜劇場(日曜後9・00)で放送中のサスペンスドラマ。妻殺しの罪を着せられた平凡なパティシエが、裏社会とつながる悪徳刑事に顔を変え(=リブート)、自身の潔白と事件の真相を追う物語。タイトルのリブート(reboot)はIT用語で再起動の意味。

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