【大谷翔平と一問一答】CY賞のために「投げることはない」WBC敗退も「3連覇を目指してまた頑張る」

[ 2026年3月19日 08:24 ]

オープン戦   ドジャース5―1ジャイアンツ ( 2026年3月18日    米アリゾナ州 )

降板後、メディアの取材に応じるドジャース・大谷翔平(撮影・柳原 直之)
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 ドジャース大谷翔平投手(31)が18日(日本時間19日)、ジャイアンツとのオープン戦に先発登板し、4回1/3を1安打無失点。昨年のワールドシリーズ第7戦以来の実戦登板となったが、直球は最速99.9マイル(約160.7キロ)をマークした。降板後の主な一問一答は以下の通り。

 ──チーム再合流後、実戦初登板。5回まで投げられたことはどのくらい大きいか。
「ライブBPもちゃんとやっていたので。そういう意味ではその延長線上として今日は(実戦で投げるのは)初めてでしたけど、あんまり初めてだっていう感覚もなく投げられたので。自然な感じで入れたかなと思います」

 ──あと1回シーズン開幕前に投げる機会があると思われるが、克服したい課題などは。
 「全体的には球数も投げられたので、そこが一番良かったです。まぁ、2ストライク後からもう少し、しっかりと三振を取れるところがあったのかなと思うので、そこが唯一の課題かなと思います」

 ─―開幕まで時間が限られている中で、急いで準備を進めている感覚はあるか。
 「どうなんですかね。試合、スプリングトレーニングもありますけど、野手で言うなら、WBCは本当により実戦的というか、雰囲気も含めてこの早い時期にそういうトーナメントができるっていうのは、逆にプラスな部分があると思っていて…。確かにちょっと駆け足の部分、早くつくる部分はありましたけど、決してマイナスの部分だけではないのかなと思います」

 ―─右肘や左肩の手術から時間が経ち、通常のオフを過ごせた今、今年できるようになった投手としての取り組みは。
 「そうですね。いい意味で10月は(ポストシーズンで調整が)潰れたんですけど、その短い中で通常のオフのトレーニングも含めて、しっかりできたのは、ピッチングにとってもバッティングにとってもそうですけど、助けになるんじゃないかなと思ってます。まずは1年間、健康で過ごすのが一番の目標かなと思います」

 ─―オフシーズンに球種を増やしたが、シーズンを通して戦う上で手応えは。
 「いや、単純に回復期間というか、ゆっくり過ごせる期間が今年はあったので。去年は本当にリハビリ施設に行って、練習に行ってみたいな感じで1日が終わっていましたし、それが長いこと続いていたので。メンタル的に休みがあまりなかったなというところで言うと、今年はしっかりそういう(休む)部分も取れたので、より集中してシーズンに入れるのかなと思います」

 ─―ロバーツ監督やゴームズGMは、登板間隔を空けるなど、ワークロード(負担)に配慮したいと言っているが、中5、6日のローテーションを守ることについてどう考えているか。
「自分としてはそのつもり(中5、6日)で、もちろん行きます。まぁ、伸びる分にはもちろんそこまで難しいことではないので。幸いにもピッチャーが揃っていますし、一番の目標はポストシーズンに全員が健康な状態で行くことだとは思うので。そこのマネジメントの部分に関しては、特に僕からこうしたいということはなく、僕としては5、6(日)で行くつもりで、伸びる分にはその都度、対応できればいいんじゃないかなと思ってます」

 ─―以前、サイ・ヤング賞を獲るためにはイニング数を増やすことが大事だと言っていたが、今シーズンその準備はできているか。
「イニングを重ねれば、それだけ多くの機会があれば、そういった賞に近づくことはもちろんその通りだと思いますけど、始めからそのためにプレーすることはないですし、無理に(登板間隔を)縮めて投げる、その(サイ・ヤング賞)ために投げることは、もちろんないので。さっき言った通り、全員がポストシーズンに健康な状態で行くのが優先だと思うので。例えばピッチャーの数が減ってきたとか、誰かケガで抜けたとか、そういうことで(自分のイニングが)増えていくことももちろんあると思いますし、そこは臨機応変に対応できればなと思います」

 ──25先発という数字は一つの指標になると思うが。
「そうですね。先発ピッチャーである以上は登板を重ねるというのはもちろん大事ですし、イニングももちろんそうですけど、ローテーションを守っていくというのも大事なことではあります。さっきも言った通り、全員が本当に難しいことだと思うので、開幕のローテーションをそのまま維持し続けて最後まで走るっていうのは、30球団の中でも1球団あればいいんじゃないかなというくらい難しいことだと思いますし。臨機応変に対応するのがベストな1年じゃないかなと思います」

 ──昨日のWBC決勝でベネズエラが優勝したが、今大会全体を含めた印象は。
 「最後の方は見ていましたね。7回くらいから見ていました。全体的に本当に素晴らしいゲームだったと思いますね。投手戦、どちらのピッチャーも素晴らしかったですし。ロースコアになれば『バッターが悪かった』みたいな風潮がありますけど、単純にピッチャーが良かったのかなと。見ていて、素晴らしいピッチャー陣というか、どちらも良かったんじゃないかなと見ていて思いました」

 ──日本でもピッチクロックの導入やボールの規格についての議論があるが、実際にやってみて「こうした方がいい」などの考えは。
 「どうなんですかね。見てる方はもちろん楽だとは思います。それはファンの方たちにとってはあった方がいいんじゃないかなと個人的には見ていて思うので。必ず導入しなければならないということでもないですし。世界で勝ちたいなら導入するべきだとはもちろん思いますけど、『我々は我々の野球をするんだ』と思っているのであれば、別に必要ないのかなとは思いますね」

 ─―WBCの悔しい結果をどのようにメジャーのシーズンへ繋げていきたいか。
「そこはまた別のことだと思うので。感覚的にはワールドシリーズとWBCは同じくらい大きな大会、トーナメントだと思っているので。そこはまた別で。僕らは3連覇を目指してまた頑張らないといけないですし。ここから(シーズンは)長いですけど、またやること、長いシーズンを乗り切るという意味では、短期決戦とは違うかなと思います」

 ─―WBCを戦った上でデータやルールの面で、世界との差やギャップを感じる部分はあったか?
「データの(担当の)方々に関しては、本当に頑張ってもらったというか。僕らは各球団にデータもありますし、それを集めて提示すればいいだけですけど。なかなか台湾の選手だったりチェコの選手全ての選手、全員分があるかと言われたら、そういったわけではない中で、少ない資料をうまくまとめてはくれていたなと思うので、そこは感謝しています。そういったところがすごく遅れていたかと言われたらそうではないですけど、現場として常日頃から使ってはいなさそうだな(慣れていないな)という雰囲気は各球団から出ていたので、そこらへんのギャップはもちろんありました。まあ、そこは追いついては来るんじゃないかなと思います」

 ──SNSで侍ジャパンの一部の選手に対して誹謗中傷が起きている現状について、どう思うか。
「個人的には別に、何を言われても気にはしないので。ただ、人格の否定であったりとか、そういうことに関しては全く野球とは関係ない部分ではあるので、良くないなとは思いますけど。プロである以上、結果が悪かった時に自分のことだけに対しては、僕は何を言われても、受け止める姿勢ではいるので。必ずしも全員がそういう選手かと言われたらそうではないですし、配慮を持って接していくというのは、どこにいても変わらないことではあるので。そこ次第なのかなと思います」

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