ジャッジの「WBCはWS以上」発言が波紋 ヤンキース名物実況アナが困惑「正直かなり驚いてしまう」

[ 2026年3月18日 07:18 ]

米国代表のジャッジ(AP)
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 ニューヨークポスト紙が16日、アーロン・ジャッジ(33)のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でのワールドシリーズに関する発言について、ヤンキースの名物実況アナウンサー、マイケル・ケイ氏が困惑していると報じている。

 米国代表がマイアミでの準決勝でドミニカ共和国に2対1で勝利した後、ジャッジが「WBCはワールドシリーズよりも大きく、素晴らしい」と語ったことにケイ氏は驚いたという。「ワールドシリーズ優勝よりも大きいなんて言われると、正直かなり驚いてしまう。そういう考え方を自分の中で理解するには、私はまだそこまで進んでいないというか、成熟していないのかもしれない」と話した。

 ジャッジはこの春、ヤンキースのピンストライプを脱ぎ、星条旗を背負って初めて代表チームに参加。米国代表の主将としてWBCを戦っている。現役で2年連続ア・リーグMVPのジャッジは、15日の歴史的とも言える豪華打線同士の接戦で主役の一人となった。右翼から時速96マイル(約154キロ)のレーザービームを放ち、三塁を狙ったドミニカのフェルナンド・タティス(パドレス)を刺した。

 ジャッジが言いたかったのは「競技レベル」や「優勝の価値」ではない。WBCが持つ重み――野球と「国家アイデンティティ」が結びついた独特の熱量――それこそが、ドミニカ共和国のような国では爆発的な意味を持ち、しかしアメリカでは見過ごされがちなものだという点だった。

 ケイ氏は、ワールドシリーズを野球の頂点とみなす考えが染み付いている一方で、WBCが「非常に素晴らしい大会」であり、野球のグローバルな影響力を示している点には繰り返し賛辞を送った。ただし、彼は反論も提示した。マイアミのローンデポ・パークの収容人数は3万6000人であり、ヤンキースタジアムやドジャースタジアムと比べれば、「規模」という点でWBCの舞台がそれらを上回ることはないと指摘した。

 しかし、ジャッジが語っていたのは観客数ではない。それは国家を背負ったファンが生み出す、比類なき熱狂とエネルギーだった。ジャッジにとって、それは他では決して味わえないものだった。

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