【WBC】カルチョの国がベースボールに沸騰 準決勝敗退も伊紙「私達の記憶の中で永遠に彼らは勝利した」

[ 2026年3月17日 17:30 ]

第6回WBC決勝ラウンド 準決勝   イタリア4―2ベネズエラ ( 2026年3月16日    フロリダ州マイアミ )

ベネズエラとの準決勝に敗戦後、互いにハグをしあうイタリアナイン(AP)
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 カルチョの国がベースボールで沸き返った。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準決勝が16日(日本時間17日)に行われ、初めての準決勝進出を決めたイタリアはベネズエラに2―4で敗れた。米国を破るなど、1次ラウンド全勝で決勝ラウンドに進み、南米の野球大国に全力で挑んだ「アズーリ」をイタリア紙も称賛した。

 イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」(電子版)は「イタリア、ワールドカップの夢が準決勝で打ち砕かれる」の見出しで選手の奮闘ぶりを伝えた。「イタリア代表(アズーリ)の全歴史の中で最も刺激的な一週間が幕を閉じた」としたたうえで、7回以降の3イニングをパーフェクトに封じたベネズエラのリリーフ陣を称賛。「ベネズエラの救援投手たちが、常に力強く、そして何よりも的確な判断と構成力で打ってきたチームに、もはや1本も打たせなかった」と評した。

 2回1死一塁から3連続四球で先制。なおも内野ゴロの間に2点を先行し、試合を自軍のペースで進めた。4回1失点と試合を確実につくった先発のノラを「メキシコ戦と同様に完璧だった」と評価。5回から2番手として登板したロレンゼンも6回までの2イニングは無失点だっただけに「私たちは残り7アウトまでリードし、夢を見ていた」と記した。

 セルベリ監督の采配についても「マイケル・ロレンゼンを投入することで、世界とそれ以上にベネズエラを驚かせた。ロレンゼンは通常は先発を務める投手であり、論理的に言えば、決勝戦のために温存されるべき選手だった」としながらも「セルベリはまず、明日を確保しなければならないと決断した」と選択を支持した。

 決勝進出は南米の雄に阻まれた。だが最後まで全力を尽くし、強敵に立ち向かったナインは母国の誇りだった。「おそらくイタリア野球の全歴史の中で最も刺激的な1週間が終わった」と熱狂ぶりを振り返る。大多数がアメリカ出身のイタリア系選手で構成されたチームだったが「その快挙とアメリカに対する象徴的な勝利によって、野球を狭い殻から連れ出すことができたという点で、間違いなく最も重要な1週間だった」と野球の認知度を広めた功績を称えた。

 「彼らは関心と物語を生み出し、何十万人ものイタリアのファンやスポーツ愛好家を魅了した。今夜、彼らは敗れたが、この1週間、そして私達の記憶の中で永遠に彼らは勝利したのだ」と最大限の賛辞をもって、アズーリの歴史的な奮闘を伝えた。

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