【WBC】森繁和氏 足があり器用なベネズエラ打線 四球は禁物

[ 2026年3月13日 01:30 ]

第6回WBC1次ラウンドD組   ベネズエラ5―7ドミニカ共和国 ( 2026年3月11日    マイアミ )

ドミニカ共和国戦に出場したベネズエラのアクーニャ(AP)
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 【森繁和 視点】この日も4本塁打と打線が破壊力抜群なドミニカ共和国でなく、ベネズエラとの対戦が決まった。決して侮れる相手ではない。一発長打は少なくとも足があり器用な選手も多く「いやらしく」つないでくる印象だ。要注意は1番アクーニャ。彼を出塁させて2番で打率・429のガルシア、3番で同・500のアラエスにつながれると失点の危険が高まる。

 先発が有力な山本は、とにかく先制点を与えず、序盤に相手打線を乗せないこと。あとは世界随一の日本の投手陣が持ち味を発揮できるか。1次ラウンドの与四球8は米国の6に次いで少ない数字。制球力を発揮して無駄な四球を出さず、ボール球になる変化球をうまく使えば最少失点に抑えられるはずだ。

 相手先発はR・スアレスとのことだが、前回オランダ戦も2回で降板しており、長いイニングは投げてこないはず。オマール・ロペス監督は細かい継投が得意でこの日も8人を起用。ニカラグア戦は7人の完封リレーだった。150キロ半ば~160キロの動く直球を投げる投手が1イニングごとに次々と出てくる。攻略はそう簡単ではない。

 打線のキーマンは周東だ。中南米の投手はクイックモーションが得意ではなく、俊足がより生きる。一度だけの代走ではもったいない。打撃の調子もいいだけにスタメンで起用するのも面白い。

 マイアミは中南米系の住民が多く、球場は完全アウェーになるはず。歓声の大きさで、不慣れなピッチコムはより聞きづらくなる。さらに時差もある。激戦は必至。連覇へ、まずは大きな関門だ。(スポニチ本紙評論家)

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