【筑後鷹】ソフトバンク・村上泰斗 変化量“マシマシ”スライダーで勝負 オリ・山岡に弟子入りで開花

[ 2026年3月10日 06:00 ]

ブルペンで投球練習を行う村上(撮影・昼間 里紗)
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 ソフトバンクの2年目・村上泰斗投手(19)は、明確にパワーアップして開幕を迎える。オフはオリックス・山岡に弟子入り。直球の改良を行う中で横に曲がるスライダーの曲がり幅が急成長し、キャンプ中のブルペンでは驚きの43センチを叩き出した。昨季の6月に痛めた右肘と腰は完治し、実戦復帰は間近だ。2024年ドラフト1位右腕は全10球種を操り、1軍初登板をつかみ取る。

 村上は2月後半のブルペンで、横に曲がるスライダーの急成長を見せた。昨季までは25~30センチほどだった曲がり幅が、43センチを記録。パドレス・ダルビッシュと同等の幅だと周囲がざわつき、村上自身も驚いた。

 特別何かを変えたわけではない。山岡から直球の投球時の力感や腕の振りについてアドバイスをもらい「真っすぐを学んで指のかかりが良くなったから、そのおかげかもしれない」と思わぬ副産物で手に入れた。球速も120キロ後半が出ており、直球を生かす球としても活用していけそうだ。

 「全部の変化球が決め球になって、全部の変化球がカウント球になれば、それが一番の武器。精度を高めていきたい」。自主トレでは山岡から縦の変化量が大きいスライダー、一緒に参加したチームメートの大津にはチェンジアップの握りで真っすぐを投げる“真っチェ”も教わった。持ち球は10球種となったが、全てが実戦レベルだと自信を持つ。

 昨季の6月後半に右肘と腰に炎症が出て、リハビリ組に移管された。悔しさが残るルーキーイヤーとなったが現在は完全復活し、きょう10日にはライブBP(実戦形式の打撃練習)で登板予定。実戦復帰も間近で「真っすぐで三振を取りたい」と約9カ月ぶりの試合に気合が入る。1学年先輩のドラフト1位左腕・前田悠と“左右の両輪”として活躍する未来を夢見て、まずは2年目の今季1軍初登板を目指す。(昼間 里紗)

 ◇村上 泰斗(むらかみ・たいと)2007年(平19)2月20日生まれ、兵庫県出身の19歳。小1から白金メッツで野球を始める。中学では大阪箕面ボーイズで捕手兼外野手。神戸弘陵では2年春からベンチ入りし、同秋からエース。3年夏は兵庫大会3回戦で敗退。1メートル79、76キロ。右投げ両打ち。

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