【WBC】サトリア、魂の零封で代表引退「最高のエンディング」 スタオベに涙…今後も「電気技師として」

[ 2026年3月10日 23:01 ]

第6回WBC1次ラウンドC組   チェコ0ー9日本 ( 2026年3月10日    東京D )

<日本・チェコ>大きな拍手の中、帽子を振って引き揚げるサトリア(撮影・篠原岳夫)
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 第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)1次ラウンドC組で、チェコは最終戦で日本に0-9で敗れ、4戦全敗で大会を終えた。今大会限りで代表引退を予定しているオンジェイ・サトリア投手(29)はチェンジアップを駆使して5回途中6安打無失点の力投。試合後は東京ドームの観客からスタンディングオベーションでねぎらわれ、日本選手と言葉を交わして抱き合う場面もあった。

 2023年の前回大会で大谷翔平を無安打に抑え、大谷が「サトリア投手は制球が素晴らしかった」と一塁手に話しかけたことで話題に。この試合では大谷との再戦は実現しなかったが、チェンジアップと120キロ台の直球を武器に日本打線を翻弄。5回に67球目のカーブで森下を左邪飛に仕留めて2死としたところで球数制限のため降板し、総立ちのスタンドからは大きな拍手が送られた。

 試合後は改めて東京ドームの観客へ帽子を取ってあいさつ。スタンディングオベーションでねぎらいを受け、涙を浮かべた。

 試合後の会見では「私も泣きました。スタンドの父、家族も泣いていました」と明かし、「今夜は私のラストダンスでした。チェコの野球のために、私の名誉に懸けて必死にピッチングした。私にとっては最高のエンディングでした。世界最高峰の侍ジャパンを相手に最高のエンディングでした」と万感の思いで振り返った。

 パベル・ハジム監督からは「私たちの国のために投げ続けてくれてありがとう」という言葉を贈られたという。「私は引退するが、十分なピッチャーたちがいる安心感がそうさせた。チェコ野球の未来に驚くはずです」と後輩たちに期待した。

 試合後のグラウンドでは試合で投げ合った高橋、宮城と肩を組んで記念撮影する姿も。「たくさんの人たちに見守られて戦った。日本代表と戦い、テレビでNPBの試合や情報を見て、宮城、高橋投手というNPBのスーパースターと写真を撮れたのも思い出になった」と話した。

 電気技師との“二刀流”で知られるが、今後については「職業として電気技師としてあり続ける。同じ会社に勤めると思うが、未来は分からない」と話す。「いろんな計画がある。ボルダリング、ハイキングに時間を費やしたい。今まで野球を費やしてきたので、たくさんやりたいことがあるので楽しみたい」と代表引退後の生活を思い描いた。

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