「スクバルの決断に文句は言うな」 WBCでの“追加登板”に葛藤する米国代表エース左腕を名物記者が擁護

[ 2026年3月9日 08:05 ]

米国代表のスクバル(AP)
Photo By AP

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)米国代表で、当初の予定通り登板を1試合にとどめるか、それとももう1試合投げるかで悩んでいる左腕タリク・スクバル(29=タイガース)について、スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」の名物記者ケン・ローゼンタール氏が8日、「どんな決断を下そうとも、そのことで誰かが文句を言うのは聞きたくない」と主張した。

 スクバル自身が決めるべき問題だからだ。これまでFAを控えた米国人投手の多くが、WBC出場を回避してきた。だがスクバルは、あえて参加を選んだ。昨季はキャリア最多の195回1/3を投げ、さらにポストシーズンでも20回2/3を追加で投げた。それでもなお、WBCのマウンドに立つことを選んだ。そして既に1試合に登板した今、チームUSAを離れるかどうかで葛藤を抱えている。「これまでのキャリアの中でも、最も難しい決断の一つになると思う」と語った。

 スクバルの心を動かしているのは、この大会の特別な雰囲気だ。チームUSAのクラブハウスで交わされるハイレベルな野球談議や、選手たちを鼓舞するゲストスピーカーの存在。そうした経験が、米国人としてプレーする誇りを改めて強く感じさせてくれたという。「僕が子どもの遊びのような野球をプレーできるようにするため、本当に大きな犠牲を払っている人たちがいるんです」。

 スクバルは今後、代理人のスコット・ボラス氏や所属球団タイガース、そして家族とも話し合うことになるだろう。チームUSAの仲間たちも、スクバルが置かれた難しい立場を理解している。ブライス・ハーパー(フィリーズ)はこう語った。「彼は自分とキャリアにとってベストなことをするべきだ。もし残ってくれるなら最高だし、僕たちとしてはもちろん先発してほしい。でも、彼の状況も理解している。今年やらなければならないことを考えれば、それでもここに来て投げてくれたこと自体を尊敬している」。果たしてスクバルは、どちらの道を選ぶのだろうか。

「WBC 2026速報|侍ジャパン最新情報・大谷翔平ら注目選手・日本戦ほか日程&放送情報【第6回ワールド・ベースボール・クラシック」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2026年3月9日のニュース