知野直人という男 中日ファンの皆さま知野直人とはこんな男です

[ 2025年12月11日 04:00 ]

中日へ移籍する知野直人
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 【記者フリートーク特別編】9日に開催された「2025年度現役ドラフト」で、DeNAから知野直人内野手(26)が中日に移籍することになった。記者は結果がでるとすぐに同選手に連絡を入れた。やりとりは伏せるが、その中でどうしても「知野直人」を中日ファンの皆さまに知ってもらいたい、という思いが強くなった。

 簡単に言えばDeNAの「顔」、牧秀悟内野手が全幅の信頼を置く男。実は知野も、佐野、牧同様に「デスターシャ」の使い手です。同学年の2人。牧が新人年の21年は、知野が横浜スタジアムまで牧を乗用車に乗せ2人で夢を語り合った。

 春季沖縄宜野湾キャンプの早出守備練習では、「牧&知野」の個別メニューが毎日組まれた。牧は知野が隣にいることに安心感を持っていた。23年9月14日の中日戦。本拠地で2本塁打すると、お立ち台で「知野君のおかげです」と親友の名を連呼したほどだ。

 そしてその少し前、同月3日の同じ本拠地巨人戦で、知野は代打逆転満塁ホームランを放った。スポニチ社内も「よし、明日(の紙面)は知野だ!」と騒ぎになったが、なぜかその試合に敗れた。これもまた、脇役を演じ続けた知野直人っぽいオチがついた。

 同年12月には婚姻届を提出した。翌24年の3月に「結婚報道」を準備していた記者に、掲載日が近づくと「その日は仏滅だからダメ」「いつ載るの?」と何度も連絡がきた。楽しそうな口調が今でも忘れられない。掲載された写真を見た球団関係者が、「知野のこんな笑顔、見たことない」と目を丸くしたことも忘れられない。

 それだけちょっとぶっきらぼうで、報道陣の前でも口数が少ない印象を受ける。だが個別に話すと多弁。「大木さん、打てねえよ」と素直に愚痴も言うし、シート打撃でバウアーから3安打すると、「バウアー打っちゃった。バウアーの歴史に名を刻んだ」と笑顔も見せた。

 もちろん自分の立場をわきまえ、黙々と練習を続ける姿勢も貫いたし、牧、入江、山本、三森ら数多くそろう「DeNA98年組」の中でも信頼厚い存在だった。

 中日には同学年でDeNAでともに汗を流した細川成也外野手もいる。「牧」とは別れるが、来季からは「ホソ」が仲間になる。それが両者に安心感を与えることだろう。

 中日ファンの皆さま、知野直人とはざっとこんな男です。ぜひとも応援を宜しくお願いいたします。(DeNA担当・大木 穂高)
 

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