佛教大・広島ドラ5赤木晴哉 6回零封の快投で神宮大会初戦突破「ドラフト1位の投手に投げ勝ちたい」

[ 2025年11月15日 06:00 ]

明治神宮野球大会 大学の部1回戦   佛教大8―0日本文理大 ( 2025年11月14日    神宮 )

<佛教大・日本文理大>佛教大先発の赤木(撮影・島崎 忠彦)
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 明治神宮大会が14日に開幕し、大学の部の1回戦では、広島からドラフト5位指名を受けた佛教大・赤木晴哉投手(4年)が日本文理大戦に先発し、6回無失点に抑えて初戦突破に貢献した。1メートル91の大型右腕が大学最後の全国舞台で本領を発揮し、プロ入り後の活躍を期待させる快投を演じた。

 
 全国舞台での快投に、下位指名とは思えないロマンが詰まっていた。「直球の球速は本調子ではない」と力任せにならずとも、最速149キロを計測した。直球に頼ることなくカーブなどを用いて打者の目線を変え、単打による散発3安打のみに抑えた。淡々と片付けた6回無失点。「ドラフト指名などは気にせず、目の前のことだけに集中しました」。初戦突破に満足することもなかった。

 1メートル91の長身から最速153キロの直球を投げ下ろす大型投手ながら、剛腕という印象とは一線を画す。テイクバックはコンパクトで、投球フォームに力感を感じさせない。「今日は緩い変化球で直球を速く見せることができた」と振り返る投球術を持ち合わせているように、大崩れしない安定感も持ち味だ。

 広島スカウトも惚れ込んだ投球術は、昨秋の明治神宮大会を機に磨かれた。創価大との1回戦に救援登板も、3回3失点で降板。今秋ドラフトで阪神1位指名を受けた立石正広に左前打を許すと、直後の4番打者に真ん中に入った変化球で2ランを浴びた。「立石選手に圧を感じるなど、全国の壁を実感した場面でした」。全国レベルでは、変化球の失投が命取りになると、身をもって知った。

 そこで得意球のフォークに加え、冬場にスライダーやカットボールの精度を高めた。さらに今秋からカーブも持ち球に加えた。「去年までは曲がり球が苦手だったので、一年間かけて磨いてきた。どの変化球も球速帯がバラバラなので、投球の幅が広がったかなと思います」。この日は、スライダーやカーブを増やした4回以降の3イニングで無安打と、相手を手玉に取った。

 16日の2回戦では前年王者・青学大と対戦する。打線の中軸にはDeNA1位の小田康一郎(4年)が座り、中日1位の中西聖輝(同)と投げ合う可能性もある。同じセ・リーグでしのぎを削ることになる相手に負けるわけにはいかない。

 「エースとして、ドラフト1位の投手に投げ勝ちたいです」。大学屈指の打線を封じ、鯉に、5位で指名できたことを驚かせるつもりだ。 (河合 洋介)

  ◇赤木 晴哉(あかぎ・せいや)2003年(平15)10月5日生まれ、大阪府堺市出身の22歳。小4から高倉台ポニーズで野球を始める。小6から美木多イーグルス、中学では大阪狭山ボーイズに所属。天理(奈良)では3年春から背番号13でベンチ入り。佛教大ではリーグ戦に2年春から登板し、3年から2年連続で全日本大学野球選手権と明治神宮大会に出場。50メートル走6秒2、遠投105メートル。1メートル91、86キロ。右投げ右打ち。

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