ノミの心臓はおさらば!160キロ連発の友貴哉が日本ハム守護神!

[ 2025年10月12日 05:18 ]

パCSファーストステージ第1戦   日本ハム2―0オリックス ( 2025年10月11日    エスコンF )

<日・オ>9回に登板し最後を締めた斎藤(撮影・高橋 茂夫)
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 球場を埋め尽くす観衆に、一球ごとに鳴り響く歓声。マウンドの日本ハム・斎藤は、心臓の高鳴りを感じていた。「めちゃくちゃ緊張しました」。思い出したのは新庄監督の言葉だった。

 「このプレッシャーを楽しめるのは限られた人しかいない」

 2―0で迎えた9回から3番手で登板。先頭の西野を160キロ直球で一ゴロに仕留めるも、気を緩めることはなかった。続く森は151キロスプリットで再び一ゴロ、最後は杉本を148キロスプリットで空振り三振だ。プロ7年目でポストシーズン初セーブを挙げ、右腕は「ホッとしました。凄いところで野球をやっているなと」と、感慨を込めた。

 阪神時代から剛腕で知られた右腕も、精神面から制球を乱すことも少なくなかった。22年にトレードで日本ハムに加入した際、新庄監督から「噂によると、メンタルがノミぐらいの心臓らしい」と冗談交じりにイジられたほど。ただ、そんな右腕がポストシーズンの緊迫した場面で、これ以上ない投球を披露できたのも指揮官の支えがあってこそだった。

 今季開幕2戦目の3月29日の西武戦。ピンチの場面で、新庄監督がナインにかけたという言葉が斎藤の胸を打った。「緊迫した試合を味わえるのはグラウンドに立っている選手だけ」。その言葉をネット記事で読んだ斎藤は、すぐに携帯のスクリーンショットで保存。胸に刻み、翌30日の西武戦での今季初セーブから飛躍のシーズンが幕を開けた。

 「このプレッシャーは限られた人しか経験できない。プロ野球選手として、本当に幸せを感じてマウンドに上がりました」と斎藤は言う。「ノミの心臓」とおさらばした剛腕が、連勝でファイナルSへと導く。(清藤 駿太)

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