DeNA・武田 プロ初登板初勝利 高卒2年目左腕1回1失点 二刀流から投手専念

[ 2025年10月2日 05:25 ]

セ・リーグ   DeNA9-6ヤクルト ( 2025年10月1日    横浜 )

<D・ヤ>プロ初勝利の武田(右)を祝福する三浦監督(撮影・島崎忠彦)
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 はにかんで記念のボールを握り締めた。DeNAの高卒2年目左腕・武田が1軍初昇格の日にプロ初勝利。「リリーフカーでは緊張したんですが、マウンドでは全然緊張してなくて。とにかく勝てたことがうれしかった」

 5―4の6回、4番手でマウンドへ。2死二塁から代打・鈴木叶に、中前へポトリと落ちる不運な同点適時打を許した。1イニングを2安打1失点。だが、直後の攻撃で佐野の勝ち越し3ランが飛び出し、白星が舞い込んだ。

 高校通算31本塁打した山形中央時代から非凡な野球センスが光り、プロでも投打二刀流に挑戦した。だが、2年目の今年9月4日に外野手から投手に登録が変更され、投手専念が決まった。「たくさん考え、投手として戦いたいと強く思い決断しました」と再出発したばかりだった。

 1年目は春季キャンプで左肘を痛め、5月には右肩を手術とケガに苦しんだ。投手としては、今年3月の教育リーグで初登板を果たした。今季の2軍戦は14試合に投げて防御率3・75。チームの2位が確定し、最終戦でチャンスが巡ってきた。

 11球の全力投球に三浦監督も「持ってますね。緊張していないと言っていたので驚いた」と目を細めた。自身は今季限りで退任するが、5年間で343勝342敗30分けと“貯金1”で終えた。試合後のセレモニーでは「リーグ優勝の約束を果たせずすみません。CSを勝ち上がり、もう一度皆さんと(日本一の)あの景色を見たいと思います」とファンへ約束。有終の美へ、2度目の成り上がり日本一しか見ていない。(大木 穂高)

 ◇武田 陸玖(たけだ・りく)2005年(平17)6月6日生まれ、山形県出身の20歳。山形中央では高校通算31本塁打。甲子園出場なしも、U18W杯で日本代表入り。23年ドラフト3位でDeNA入り。1年目の終盤から2軍で投打二刀流に挑戦。今年9月に投手に専念することが決まった。1メートル73、78キロ。左投げ左打ち。

 ≪バウアーCS不安の乱調≫8月21日の広島戦で10敗目を喫して以来の登板となった先発のバウアーは、3回4安打4失点、3四球だった。「全体的には良かった。変化球を含めてどの球種も質は良かったが、制球があまり良くなかった」とコメントした。3―0の2回に高卒新人の田中に右翼線への2点二塁打を浴びると、4本の長短打に四球を絡められて一挙4失点。三浦監督はCSでの起用法について「これからいろいろ考える」と明言を避けた。

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