日本ハム お膳立ての清宮幸 ついにヒーローに!執念のサヨナラ勝ちで首位に2・5差キープ

[ 2025年9月14日 06:00 ]

パ・リーグ   日本ハム5―4西武 ( 2025年9月13日    エスコンF )

<日・西21>11回、サヨナラ打を放ちナインと喜び合う清宮幸(撮影・高橋 茂夫)
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 2年ぶりの劇打だ。日本ハムは13日、4―4の延長11回2死満塁から、清宮幸太郎内野手(26)が中前へサヨナラ打。23年4月1日の楽天戦以来2本目の劇打で、チーム今季最長だった4時間40分の激闘に終止符を打った。今季9度目のサヨナラ勝利で新庄剛志監督(53)は、昨年と並ぶ監督として最多タイの75勝をマーク。残り14試合。逆転優勝を目指して、2・5ゲーム差の首位・ソフトバンクを最後まで追いかける。

 お膳立てから主役へ。清宮幸はこの日2度目のチャンスで、自らが歓喜の輪の中心になった。「体中が震えてしびれています。2回も同じ失敗はないぞと思っていたので良かった」。逆転優勝へ望みをつなぐ会心の一打に笑みがこぼれた。

 前日の敗戦で首位ソフトバンクとは2・5ゲーム差に拡大。負けられない一戦は、4―2の9回に開幕から21試合連続無失点だった上原が同点とされる苦しい展開だった。直後の9回2死一、二塁。清宮幸は打席に入る直前、新庄監督から「頼むぞ」と声を掛けられた。前進守備の中堅手の頭上を襲った大飛球を放ったが、惜しくも中飛。後がないという思いだった。

 延長11回2死満塁。「その時(9回)の期待してるぞ、というボスの姿が凄い脳裏に焼き付いてた」と山田の138キロツーシームを中前に運んだ。23年4月1日の楽天戦。開場2試合目だったエスコンフィールド初勝利をもたらすサヨナラ打以来2年ぶり2度目の劇打に、新庄監督も「なんとなく、打つと思った。決めるだろうなと」と称えた。

 今季の過去8度のサヨナラ勝利のうち5度は、出塁してチャンスメーク役となっていた。9回の凡退の際は「今年はそういうところで打てないのかな…」と頭によぎったが、いつも塁上で歓喜していた男が、ようやく主役に。突進するナインを迎える側になり「みんなの思いが乗り移った。いつも喜ぶ側だったので、みんなが飛び出てくるところを見たらうれしかった」と笑った。8月は打率・222と苦しんだが、最終盤の9月に入り打率・333。ラストスパートへ調子を上げ「絶対に優勝したい」と力強かった。

 これで、昨年に並ぶ新庄政権最多タイの75勝目。新庄監督は「もうここまで来たら、誰が打ったとか、誰が打たれたとか(関係ない)。勝たないといけない」。全員で、逆転優勝の栄冠を奪いにいく。 (田中 健人)

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