中田翔が引退会見 目潤ませ「これ以上チームに迷惑をかけれない」 通算309本塁打、生粋の4番が決断

[ 2025年8月15日 13:01 ]

引退会見で思いを語る中田(撮影・椎名 航)
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 中日中田翔内野手(36)が15日、名古屋市内で会見を行い、今季限りでの現役引退を表明した。

 濃紺のスーツ、ブルーのネクタイを着用して会見に臨んだ中田は、決断した時期を「2カ月くらい前ですかね…」と振り返り、「1軍の舞台で生き残るために全力でやっている中で、日々、野球をやっている中で満足いくスイングができないとか、思い通りに体が動かないというのを感じて、これ以上チームに迷惑をかけれないなと思い、そういう決断を自分自身で下しました」と話した。目を潤ませ、言葉をかみしめるように丁寧に話した。

 大阪桐蔭から2007年高校生ドラフト1巡目で日本ハム入団。21年シーズン中に巨人に移籍し、23年オフに自由契約を選択して、勝負の場を中日へと移した。移籍初年度の24年は打率.217、4本塁打、21打点だった。勝負の移籍2年目、開幕スタメンに名を連ねながらも持病の腰痛が再発。5月13日に出場選手登録を抹消され、2軍での調整を余儀なくされた。

 それでも順調に調整を続け、6月20日のウエスタン・リーグ阪神戦で実戦復帰。7月10日のウエスタン・リーグオリックス戦で実戦復帰後初アーチを放ち、今月7日に出場選手登録された。しかし、代打で3打数無安打と状態は戻らず、再び12日に出場選手登録を抹消。わずか5日で1軍を離れていた。

 通算1579安打、309本塁打、1087打点。勝負強い打撃を存分に生かし、3度の打点王、5度のベストナインを獲得。打撃だけではない。ゴールデングラブ賞5度と守備力の高さも持ち味の一つだった。記録とともに、野球ファンの記憶にも鮮烈に刻まれる希代のスラッガーが、惜しまれながらバットを置く。


 ◇中田 翔(なかた・しょう)1989年(平元)4月22日生まれ、広島県出身の36歳。大阪桐蔭では1、2年夏、3年春と3度甲子園出場。高校通算87本塁打。07年高校生ドラフト1巡目で日本ハム入団。14、16、20年に打点王。21年8月に無償トレードで巨人移籍。24年からは中日でプレー。13、17年WBC、15年プレミア12日本代表。1メートル84、107キロ。右投げ右打ち。

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