シュワバー「彼の存在は大きかった」MLB球宴初のHR競争決着で3連発→MVP 感謝したのは…

[ 2025年7月16日 16:03 ]

オールスター・ゲーム   ナ・リーグ―ア・リーグ ( 2025年7月15日    アトランタ )

延長戦特別ルールによるホームランダービーで3連発を放ちMVPに輝いたフィリーズ・シュワバー(AP)
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 フィリーズのカイル・シュワバー選手(32)が15日(日本時間16日)、米ジョージア州アトランタで開催されたオールスター戦でMVPを受賞した。

 シュワバーは「1番・DH」で先発出場した大谷に代わり、5回から代打で登場。3打席に立ち、2打数無安打1四球だった。

 ただ、試合は9回を終え6―6と決着が付かず、延長戦に突入。MLBのオールスター戦は9回が終わって同点だった場合、試合形式でなくホームランダービーで決着を付ける特別ルールが設けられている。

 両リーグ監督が3選手を選び、各選手が3スイングずつ本塁打を狙う。合計の本塁打数が多かったリーグが勝利となる。ア・リーグからはルーカー(アスレチックス)、アロザレーナ(マリナーズ)、アランダ(レイズ)が、ナ・リーグからはストワーズ(マーリンズ)、シュワバー、アロンソ(メッツ)が選ばれた。

 先攻のア・リーグが2本、後攻のナ・リーグが1本で迎えた2巡目、ア・リーグのアロザレーナが1本を放ち、3本―1本となった。その後、登場したのがシュワバーで最初のスイングでいきなり豪快アーチを放つと、2スイング目、3スイング目もスタンドイン。圧巻の3スイング3連発で4本―3本と逆転した。

 最終の3巡目、ア・リーグのアランダが3スイングで1本も本塁打を打つことができず、ナ・リーグはアロンソの出番を迎えることなく勝利が決まり、見事にシュワバーがMVPに輝いた。

 試合後、シュワバーはホームランダービーで決着が付くという展開を「面白かったね。ちょっと緊張もしたよ」と振り返り「最初のスイングが一番大きかったと思う。本当にただ、ホームランを狙うというよりは、ラインドライブを打とうとしていた。たいていの場合、それが結果的にうまくいく。特に試合ではね」と大きい当たりを狙わず鋭い打球を打とうという意識が奏功したとうなずいた。

 その上で「正直、この賞(MVP)をもらうにふさわしい選手は他にもたくさんいたと思う。でもナ・リーグが勝てたことが何よりうれしいし、このトロフィーを僕たちが持ち帰れるのがうれしい」と少し謙遜しながら、受賞を喜んだ。

 同点の場合のホームランダービー出場は前日、ナ・リーグ指揮官のロバーツ監督から打診されたそうで「もちろん、やるよ」と即答。ただ、「正直、その時は本当に同点になるなんて思ってなかった」と明かし「試合が進んでいく中で、スコアを見てても“このまま引き分けになる”なんて考えてなかったから」と出番は想像していなかったと笑った。

 それでもホームランダービーで打撃投手を務めたドジャースのディノ・イーベルコーチには23年WBCでも投げてもらったことがあるそうで「打撃投手としても素晴らしい腕を持ってる。だから今回みたいな“突然のスイングオフ”みたいな場面でも動じずに、正確なストライクを投げ続けてくれたのは、彼の力が大きいと思う。火の中に放り込まれるような展開だったのに、まったく乱れなかった」と抜群のコントロールを称賛。シュワバーの「真ん中で」という要望通りの投球をしてくれたといい「本当に感謝しているし、彼の存在は大きかった」と感謝しきりだった。

 22年からルールとして導入され、今回初めて実施されたホームランダービー決着について「言われてみると確かにPK戦みたいに感じるよ」とシュワバー。「本当に楽しかったし、こっちの選手たちもすごく乗ってて、ファンと一緒に盛り上がっていた」といい決着の付け方だとうなずいた。 

 ちなみに、今回ナ・リーグの打撃投手を務めたドジャースのイーベルコーチは、昨年の球宴前日のホームランダービーでもT・ヘルナンデスの打撃投手を務め、同選手を初出場初優勝に導いている。

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