大谷が提言「飛距離重視の本塁打競争」 現行ルールでは選手の負担大 分かりやすさも大きな利点

[ 2025年7月16日 01:30 ]

ブースでメディアに対応したドジャースの大谷翔平(撮影・柳原 直之)
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 【ヤナギタイムズ】大谷が胸に秘めていた思いを打ち明けた。オールスター戦前日恒例の本塁打競争に関して、新ルールを提案した。初出場した21年以降は出場から遠ざかり、6月に「現行のルールではなかなか厳しい」と語ったことを受けての質問に応じ「飛距離に逆にフォーカスしてというか、重点を置いても面白いのかなと個人的には思う」と私見を述べた。

 本塁打競争は14年までは一定のアウト数(本塁打以外)に達するまでの本数を争ったが、翌15年から持ち時間内での本数で競うようになり、飛距離に応じたボーナスタイムなども導入された。ぶっ通しでフルスイングを強いられ、選手のスイング数が激増。18年にブルージェイズ・ゲレロは現行ルールで史上最多の計91本の柵越えを放った末に準優勝。翌年は疲労蓄積を避けるため参加を断念した。

 大谷が提案した「飛距離」にフォーカスする新ルールは、例えば本塁打の合計飛距離を競う方法や、単純に本塁打を最も遠くに飛ばした飛距離で競う方法が考えられる。スイング数や球数を制限すれば疲労を軽減することも期待できるだろう。

 本塁打競争は98年から生中継が始まり、一大イベントとして高いゲーム性が求められてきたことがルール“改悪”の原因となった。今回の1回戦でパイレーツ・クルーズが513フィート(約156.4メートル)の特大本塁打で盛り上げたように、飛距離を競うというルールの分かりやすさも大きな利点となりそうだ。

 2年連続本塁打王の大谷や、カブス・鈴木を含めた両リーグ本塁打数上位7人のうち、今回の出場者は優勝したマリナーズ・ローリーただ一人だけだった。ファンが見たい選手が参加しなければ「真のホームランダービー」とは言えない。大谷の「飛距離」プランが、現状に一石を投じるか。MLBはルールを再考する時期に来ているのかもしれない。今後の参加については「その時、その時によって出られる状況も、出ない判断も状況によって変わるかなと思う」と話した。新ルールで状況が許せば、また新たなタイトルが大谷に加わる可能性は広がる。 (柳原 直之)

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