【高校野球】福岡県有数の進学校、修猷館が4回戦進出 創部130周年で初めての聖地を狙う

[ 2025年7月13日 06:00 ]

第107回全国高校野球選手権福岡大会3回戦   修猷館5―3大牟田 ( 2025年7月12日    小郡 )

<修猷館・大牟田>勝利した修猷館ナイン(撮影・成瀬 徹)
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 福岡大会は3回戦7試合が行われた。昨秋4強でシードの修猷館は2年前の4強・大牟田を5―3と逆転で破り、2017年以来8年ぶりの4回戦進出。国立大志望のエース左腕・林歩(3年)が、9安打3失点13奪三振完投で流れを呼び込んだ。創部130周年になる県内有数の進学校が、今夏は本気で初の聖地を狙う。

 1メートル67の小柄な左腕・林は最後まで強気だった。2点リードの9回無死二塁、代打攻勢を仕掛けてきた大牟田を3者連続三振で返り討ちにし、強く拳を握った。9回、134球を投げきり、13奪三振で創部130周年のチームは17年以来8年ぶりの4回戦進出だ。

 「最後まで気持ちを入れて投げました。(4回は)うちの打線は取り返してくれると思って、切り替えた」

 1点リードの4回は2死から不運な当たりなど5連打で1―3と逆転された。ただ、直後に味方が3―3と同点とすると、120キロ台中盤だがシュート回転する直球を主体に勝ち越しを許さない。

 県内有数の進学校。7限授業で練習は午後4時半からの2時間強だけだ。国立大志望の林だが、現在は練習を終え、帰宅してからも練習に励む。「勉強時間ゼロ」と野球漬けの日々だ。

 駆り立てるのは憧れから目標になった甲子園。昨秋福岡大会は準決勝で選抜8強の西日本短大付に1―2。「秋の悔しさはあります。(甲子園は)もちろん、目指しています」と林。野球部の夏の最高は準優勝が3度。130周年を迎え、悲願へ野球部OB会によるクラウドファンディングも始まった。

 「応援してもらい、ありがたい」とOBの波多江憲治監督。長女・真佳さんが優勝候補の福岡大大濠で初の女性部員かつ、副主将という特別な夏でもある。「3つ勝つと当たる可能性がありますね」。「父子対決」も越えた先に夢の舞台がある。 (福浦 健太郎)

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