Dバックスファン 心ない野次で涙したマルテを35秒間、総立ちで激励 心温まる演出にマルテは感極まる

[ 2025年6月28日 15:06 ]

ナ・リーグ   ダイヤモンドバックス8―9マーリンズ ( 2025年6月27日    フェニックス )

初回、ファンの声援にヘルメットを取って応えるダイヤモンドバックス・マルテ(AP)
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 24日の敵地ホワイトソックス戦でファンから心ない野次を浴びせられたケテル・マルテ内野手(31)を励まそうと、ダイヤモンドバックスファンが心温まる粋な激励を行った。

 マルテは24日のホワイトソックス戦の7回裏、スタンドの男性から2017年にドミニカ共和国で交通事故により亡くなった自身の母親への野次を浴びせられ、涙を流していた。球団の広報担当者によると、この男性は退場処分になった。

 騒動発生後、この日が初の本拠での試合。初回、「2番・二塁」で先発出場したマルテが打席に向かうと、地元ファンは総立ちとなってマルテを励ます大声援を送った。多くのファンは「ケテルは私のMVP」と書かれたピンクのTシャツを着用。また「アリゾナはケテルを愛している」「アリゾナはあなたを支える」などと書かれた応援ボードを持ったファンもいた。

 地元ファンの粋な演出に球審もピッチクロックを止めて、場内の雰囲気を壊さないように振る舞う配慮を見せた。ファンが総立ちとなった激励は約35秒間続いた。マルテはこの光景に感極まった様子を見せ、感謝するようにヘルメットを取って声援に応えた。

 試合後、米メディアの取材に応じたマルテは「いつも怒鳴られることはあるけど、そういうことはない」ファンの粋な演出に感謝。その上で「みんなに理解してもらいたいのは、私たちにも心があるということなんだ」と心ない誹謗(ひぼう)中傷をやめるように訴えた。

 米メディアによると、シカゴでは20代前半の男性ファンが「昨夜あなたのお母さんにメッセージを送ったよ」と野次を浴びせたことが判明。マルテは母を亡くした当日はシカゴでプレーしていたという。

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