「野球賭博」で1年間の出場停止処分を下されていた4人のマイナーリーガーたちが復帰へ

[ 2025年6月6日 09:03 ]

MLBロゴ

 1年前に「野球への賭博」で1年間の出場停止処分を下された選手たちが復帰しようとしている。スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」が報じている。

 リリーフ投手のアンドリュー・サールフランクとマイケル・ケリー、先発投手のジェイ・グルーム、内野手のホセ・ロドリゲスは、2024年6月4日、野球賭博を禁じる「ルール21」に違反したとして1年間の出場停止処分を受けた。同日には、内野手トゥクピタ・マルカノも、野球に15万ドル(約2154万円)以上を賭けたうえ、自身が所属していたパイレーツの試合にも賭けていたことが判明し、永久追放処分を受けている。

 4選手はマイナーリーグ所属時にMLBの試合に賭けていたが、自分が所属するチームの試合に賭けていたわけではなかった。ダイヤモンドバックスはサールフランクの復帰を予定しており、アスレチックスもケリーを呼び戻す計画だ。

 パドレスはグルームをノンテンダー(契約提示せず自由契約)にする方針で、フィリーズはロドリゲスを施設に迎え入れている。

 4人は合法的なオンラインベッティング企業を使って賭博をしていた。MLBは1年前にスポーツブック提携企業から情報提供を受け、独自に調査を実施したと説明している。ただし、今回の件を受けてルールや監視体制が更新されたかどうかについては回答を避け、ロブ・マンフレッド・コミッショナーは出場停止発表時に述べた言葉を再び引用。「MLBは今後も、インテグリティ(競技の健全性)監視体制、教育プログラム、認知向上キャンペーンに多くの資金を投じ、スポーツの根幹となるルールの厳格な順守を目指していきます」と声明文を出した。

 6月5日以降、各チームは10日以内に選手に契約を提示するか、ノンテンダー(契約不提示)にするかを決定する必要がある。また、6月5日から30日以内に選手をロースターに加えることもできる。これはマイナーリーグのロースターも含まれる。ただし、チームは「育成リスト(Development List)」を活用することで、実戦復帰までの調整期間を延ばすことも可能だ。

 今回問題となった賭博行為はいずれも高額ではない。サールフランクの賭け金総額は445.87ドル(約6万4000円)で、2021年9月9日から2022年3月9日にかけて、野球に28回賭けていた。ケリーは2021年10月の12日間で99.22ドル(約1万4000円)を賭けており、そのうち3件は当時所属していたアストロズが出場していたポストシーズンの試合に関するものだった。彼は28.30ドル(約4000円)の利益を得ている。

 グルームは2021年7月の3日間で453.74ドル(約6万5000円)、ロドリゲスは2021年9月から2022年6月にかけて合計749.09ドル(約10万7000円)を賭けていた。スポーツ界全体で、合法的なスポーツベッティングが容易になったことで、各リーグがこの問題に直面している。そして各リーグは、ベッティング企業との提携によって金銭的利益も同時に得ている。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

野球の2025年6月6日のニュース