【週末MLB】7日は交流戦“矛盾対決” ナ・リーグ屈指のカブス打線VSア・リーグ最強左腕スクバル

[ 2025年6月6日 12:00 ]

【週末MLB】プライムビデオのSPOTVで配信予定の6/7カブス-タイガース戦と6/8パドレス-ブリュワーズ戦
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 6月7日(土)タイガース-カブス戦(午前8時10分開始・デトロイト)で好調なカブス打線はメジャー屈指の左腕と対戦する。タイガースの先発予定はタリク・スクバル投手。昨季満票でア・リーグのサイ・ヤング賞に輝いた28歳の左腕だ。

 今季はここまで12試合に先発して5勝2敗、防御率2・26。75回2/3を投げて、イニング数を大きく上回る99三振を奪っている。9イニングあたりの平均奪三振数を示す奪三振率11・78はア・リーグトップに立つ。

 シアトル大学から2018年のドラフト9巡目(全体255番目)で入団。順位が示すとおり、アマチュア時代から評価が高かったわけではない。一気にブレークを果たしたのは昨年だ。開幕投手に抜てきされると、シーズンを通して先発ローテーションを守り、31試合に先発して18勝4敗、防御率2・39。228奪三振で最多勝、最優秀防御率、最多奪三振のリーグ3冠を達成した。

 前々回5月25日のガーディアンズ戦が圧巻だった。同地区のライバル球団を2安打完封に封じ、13三振を奪った。球数94球で、100球以内の完封で称される「マダックス」を達成。周囲の度肝を抜いたのは最後の1球、ガブリエル・アリアスを空振り三振に斬った94球目に、この日最速となる102・6マイル(約165キロ)を計測した。

 メジャー初完投でもあり、最後のこの1球は自己最速を更新。同時に計測システム「スタットキャスト」が導入された2015年以降では、タイガース投手の最速記録ともなった。また「マダックス」で13奪三振は、1964年のサンディ・コーファックス(ドジャース)らの12奪三振を抜く最多奪三振となった。

 「9回のイニングが始まる前には少し涙が出てきてしまった。ファンの声援が全身に染みたよ」。投げ終えたスクバル自身も興奮を隠せない様子だった。

 対するカブスはリーグ屈指の強打線で快進撃を続けている。現地4日現在、チーム得点349、チーム打率・260はいずれもドジャースに次ぐナ・リーグ2位。その中心として開幕からけん引するのが鈴木誠也だ。同日現在で53打点はナ・リーグトップタイ。14本塁打はピート・クローアームストロングの15本に次ぐチーム2位。ナ・リーグ中地区で首位を走るチームになくてはならない存在だ。

 ア・リーグ最強左腕VSナ・リーグ屈指の打線。インターリーグ(交流戦)ならではの「盾」と「矛」の激突の行方は――。見逃せないマッチアップとなる。

 6月8日(日)ブルワーズ-パドレス戦(午前8時35分開始・ミルウォーキー)に先発予定のブルワーズのホセ・キンタナ投手はチームトップに並ぶ5勝目を目指す。

 コロンビア出身の36歳のベテラン左腕は、メッツに在籍していた昨年、5年ぶりの2桁となる10勝を挙げた。今季もここまで7試合に先発して4勝1敗、防御率2・77。2016~2019年まで4年連続2桁勝利を挙げたようなかつてのトップパフォーマンスを取り戻した。

 メッツからFAとなった昨オフ、ブルワーズと1年400万ドル(約5億7600万円)で契約。その際、2026年の相互オプションも付帯した。オプションの来季年俸は1500万ドル(約21億6000万円)と約4倍増。期待通りに先発ローテーションで存在感を発揮している。

 4月11日のダイヤモンドバックス戦の勝利で、史上24人目となる全30球団勝利を達成した。さらにその3日後には来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でコロンビア代表チームでプレーすることを表明した。

 「国を代表してプレーすることは最高の名誉だ。投手として僕をここまで育ててくれたのは母国の環境。そのために投げたい」

 メジャー通算106勝はコロンビア出身投手では歴代最多で、既に「生きるレジェンド」としてリスペクトされる存在だ。WBCの1次ラウンドではプエルトリコ、キューバ、カナダ、パナマと対戦する。2017年の第4回大会以来の代表入りで、自らキャリアの集大成として気持ちを高めている。母国を背負うためにも、メジャー14年目のシーズンを最高の成績で駆け抜けるつもりだ。
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