ドジャース・大谷1号吉兆弾 花巻東先輩・エンゼルスの菊池から先頭弾!

[ 2025年3月2日 01:30 ]

オープン戦   ドジャース6―5エンゼルス ( 2025年2月28日    グレンデール )

<ドジャース・エンゼルス>初回、大谷はソロを放つ(投手・菊池)(撮影・沢田 明徳)
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 ドジャース大谷翔平投手(30)が2月28日(日本時間3月1日)、古巣のエンゼルス戦でオープン戦に初出場し、初回の第1打席でいきなり左越えに先頭打者弾を放った。花巻東(岩手)の3学年先輩にあたる菊池雄星投手(33)の直球を捉えた。3度目の満票MVPを獲得した昨年もオープン戦初出場で同じ逆方向へ本塁打。新たな伝説のシーズンの始まりを、吉兆弾で勢いづけた。 

 薄暮の球場に昨季と同じ登場曲「The Show Goes On」が流れた。滑り止め用スプレーを宙に噴射し、バットのグリップ部分をクルクルとくぐらせるルーティンも昨季と同じ。打席に入る前に4度、素振りをした大谷が歩を進めると、地鳴りのような歓声が響き渡った。

 「まずは自分の(今春)1打席目。しっかりした打席をつくっていければいいかということで入った」

 初回先頭、フルカウント。エンゼルスの開幕投手に内定している菊池の真ん中高めの94マイル(約151キロ)を逃さず捉え、左翼フェンスを悠々と越えた。球団関係者によれば打球速度107マイル(約172キロ)、飛距離386フィート(約118メートル)。文句なしの一発だった。

 「ちょっと振り遅れたけど、いい角度でいってくれてよかった」

 オープン戦の初打席本塁打は初。メジャー移籍後、オープン戦では初対戦の菊池から通算4発目を数えて「たまたま」と謙虚に笑った。昨春オープン戦は初出場した2月27日のホワイトソックス戦の3打席目で本塁打。同じように日本ハム時代から「調子のバロメーター」と表現する逆方向へ打ち込んだ。昨季は前人未到の「50―50(54本塁打、59盗塁)」、2年連続本塁打王、初のワールドシリーズ制覇、3度目の満票MVPなど数々の偉業。吉兆の一撃が二刀流復活を期待される前途を明るく照らした。

 昨秋ワールドシリーズで脱臼した左肩をオフに手術し、キャンプイン当初は可動域の動作制限があった。初実戦を終えて着実な前進を確認した。

 「外旋(左肩を外側にねじるような動き)がもうちょっと出てくれば、スイング自体もっとスムーズになっていく。違和感はない。(3打席目の)遅れ気味の空振りを含めて問題なかった」

 今後は1日(日本時間2日)のジャイアンツ戦を欠場し、2日(同3日)のアスレチックス戦かホワイトソックス戦に出場予定。デーブ・ロバーツ監督は「彼は驚かせることをやめない。最初の打席で菊池から本塁打を打ったことは特別なこと」と手放しで褒めた。大谷を目当てにチケットは完売し、オープン戦では異例の観衆1万2271人。18日に東京で迎えるカブスとの開幕戦へ、まずは最高のスタートを切った。(柳原 直之)

 ▼エンゼルス・オハピー(かつてバッテリーを組んだ大谷と捕手として対戦し)彼は僕をイライラさせる(笑い)。彼をアウトにするのはタフなことだ。我々はもっと対策を練らないと。

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