ソフトバンク“ポスト甲斐”争いで火花バチバチ 紅白戦“チーム1号”は渡辺陸

[ 2025年2月16日 06:00 ]

紅白戦   紅組10―3白組 ( 2025年2月15日    アイビー )

<ソフトバンク宮崎キャンプ 紅白戦>5回、ソロを放つ渡辺(撮影・成瀬 徹)    
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 正捕手の座をかけた実戦のゴングが鳴らされた――。ソフトバンクは15日、今キャンプ初の紅白戦を行い、A組(1軍)の4捕手がそれぞれ打撃でアピールした。渡辺陸(24)が今春の実戦1号アーチを放ち、谷川原健太(27)、海野隆司(27)はともに2安打し、嶺井博希(33)も1安打1打点だった。ただ、守備で課題が浮き彫りになる場面も。巨人へFA移籍した甲斐の後継者争いは、今後さらに激しさを増す。

 今キャンプ初めての紅白戦でA組の4捕手がそれぞれの色を出した。この日はバットでのアピール合戦となった。

 大勝した紅組ではまずは谷川原が2回先頭で大津に追い込まれながらも中前打、3回には前田悠から初球を左前打した。「打撃で結果を出し、守備でミスをしないよう意識した。まずはヒットが出て良かった」。負けじと嶺井も3点リードの5回1死一、三塁で村田から左越え適時二塁打。「打ったのはたまたまです。キャッチングとスローイングが大事」と引き締めた。

 守備にほころびが出てから意地を見せたのが白組の渡辺と海野だった。渡辺は5回1死三塁で村田のワンバウンド投球を止められずに失点。なおも2死一塁で川村に二盗を許した上に二塁へ悪送球した。その裏の攻撃で1死からチーム1号となるソロを放つも「他の捕手は打っていたので何とかしようと。ただ、守りでアピールできなかった」と拙守を悔やんだ。

 侍ジャパンに初選出された海野も2安打をマークしたが、守備では反省すべき点があった。3回から登板した前田悠が先頭から4者連続安打を浴び、後輩左腕をうまくリードできなかった。またワンバウンド投球を後逸する場面もあり、ブロッキング面も課題として残った。

 今春キャンプで最大の注目ポイントは巨人へFA移籍した甲斐の後釜探し。ネット裏から試合をチェックした小久保監督は「キャッチャーに関してはコメントしません」と評価を控え、高谷バッテリーコーチは「各自いろんな課題が出ていましたね。“こうだ”というのが、まだ見えませんでした」と正捕手バトルの初戦を振り返った。さらに同コーチは「投手と話したりして、テーマを持って堂々と意図を示す。ミスや反省は出るので時間のあるうちに明日の準備。捕手はその繰り返し」ときょう16日の第2戦に期待した。

 渡辺は「初めての開幕スタメンを狙いたいし、出ている姿を考えている」と4人に共通する思いを口にした。混戦の中から誰が抜け出すのか目が離せない。 (井上 満夫)

 H…紅白戦では紅組の打線が18安打10得点と爆発。井上、正木、石塚の右打者が並んだクリーンアップがいずれも3安打と活躍した。また、来日2年目のダウンズも2安打1打点と活躍し、小久保監督は「あれぐらい打つでしょう」とコメント。さらに「6イニングで先発全員安打。なかなかない」と笑みを浮かべていた。

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