「急いで…うまく握れなかった」大谷に二盗許したマーリンズ捕手「予測できていた」もワンバウンド悪送球に

[ 2024年9月19日 12:37 ]

ナ・リーグ   マーリンズ4-8ドジャース ( 2024年9月18日    マイアミ )

初回、遊ゴロで生還を狙った三塁走者・大谷(右)をタッチアウトにするマーリンズ・フォーテス(AP)
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 ドジャースの大谷翔平投手(30)が18日(日本時間19日)、敵地でのマーリンズ戦に「1番・DH」で先発出場。5打数1安打1盗塁で今季49盗塁目をマークし、史上初の50本塁打、50盗塁に足でまず王手をかけた。試合後、二盗を許したマーリンズのニック・フォーテス捕手(27)が盗塁を振り返った。

 大谷は初回の第1打席で左前打を放つと、次打者・ベッツの初球ですかさずスタートを切り、二盗に成功。フォーテスからの送球はアウトのタイミングだったが、二塁手・ロペスの手前でワンバウンドしてしまいロペスが弾く間に一気に三塁まで進んだ(記録は捕手の悪送球)。

 試合後、フォーテスは大谷の盗塁に驚かされたか尋ねられると「そんなことはない。彼は多くの盗塁をする選手だから、予測できていた」とした上で「難しい送球をしてしまい、アウトにできなかった」と悔やんだ。

 送球に関しては「急いで投げようとして、うまく握れなかった。ショートバウンドの難しい送球になってしまった」とボールをしっかり握れなかったと反省。26連続成功と大谷の盗塁成功率の高さには「彼は速いからだ」と端的に要因を口にした。

 さらに、1死三塁からT・ヘルナンデスの遊ゴロで大谷が本塁に突入。挟殺プレーでアウトにし「ベースボールのプレーだ。(打者が)バットに当て、走ってきた。あのままではアウトになるところを、挟殺プレーになった。幸運にも彼に追いつくことができた。普通のベースボールのプレーだ。序盤に得点が欲しいところ。彼は速い選手だから、バットに当てたあとに(本塁に)突入したのだろう」と予測範囲内だったと振り返った。

 初回こそ、安打と盗塁を許したが以後の4打席は大谷をきっちり打ち取り「投手陣がゲームプラン通りに投げてくれた。打線は層が厚く、トップの彼は(大谷)はとても良い打者だ。彼には良い仕事をしたが、後の打者に幾つかのミスを犯し、その代償を払うことになった」と大谷を打ち取ったものの強力打線のドジャースとあって他打者に打たれたと反省した。

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