広島 3連敗で大失速止まらぬ9月3勝13敗…床田が乱調7敗目 10安打1点 DeNA敗れ3位のままも

[ 2024年9月19日 20:59 ]

セ・リーグ   広島1―5ヤクルト ( 2024年9月19日    神宮 )

<ヤ・広>新井監督(左)にベンチで声を掛けられる床田(撮影・尾崎 有希)
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 広島が9月3度目の3連敗。5位・ヤクルトに連敗し、今月13敗目(3勝)を喫した。今季24度目の先発登板となった床田寛樹投手(29)が5回10安打を浴び97球5失点とまさかの乱調。シーズン自己最多となる12勝目はならなかった。

 9月に入った時点で首位だったチームが、負けると0.5差の4位DeNAの巨人戦の結果次第では4位に転落する可能性がある一戦。負けられない試合にマウンドを託されたのは、今季ヤクルト戦4戦3勝0敗と“燕キラー”の床田だった。

 しかし、初回に小園が先制打を放ち1点リードで迎えた2回に先頭の山田に12号同点弾を許すと、同点の4回には再び山田に勝ち越し犠飛を打たれた。1点ビハインドで迎えた5回には先頭の代打・青木に左前打を許し、長岡にも右前打を打たれ連打を浴び無死一、三塁とピンチを招く。続く増田を三ゴロに打ち取るも、1死一、二塁で迎えたサンタナに3球目の直球をバックスクリーンに放り込まれた。痛恨の3ラン被弾。青木の一打からボルテージが最高潮に達した神宮のマウンドで床田はぼう然と立ち尽くした。

 床田は5回97球5失点で無念の降板。自己シーズン最多となる12勝目が懸かったマウンドで悔しい今季7敗目となった。

 中継ぎ陣は得点を許さなかったが、打線は2桁10安打を放ちながらも拙攻続きで初回に奪った1得点だけ。DeNAが巨人に敗れたため4位転落は免れたが、チームの失速は止まらず。過去に9月を首位で迎えたチームがBクラスでシーズンを終えたことはない。4連敗、6連敗に続く今月3度目の3連敗。残り13試合、史上初の屈辱回避へ負けられない戦いが続く。

 チームはあす20日からマツダで巨人2連戦、22日から敵地バンテリンDで中日2連戦を戦う。

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