何をやっても尚輝たまらん!初回“神走塁”を阿部監督絶賛 本人は「行けるのであれば行こうと、毎回」

[ 2024年9月19日 22:42 ]

セ・リーグ   巨人6―0DeNA ( 2024年9月19日    東京D )

<巨・D>初回、先制の適時二塁打を放つ吉川(撮影・光山 貴大)
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 巨人の吉川尚輝内野手(29)が19日のDeNA戦(東京D)で「3番・二塁」に入って先発出場。初回に先制&決勝の適時二塁打を放ったうえに“神走塁”で3点目ももぎ取り、チームの優勝マジック9を8に減らす勝利に貢献した。

 電光石火の初回先制劇だった。

 1番・丸が相手先発左腕・ケイの初球、真ん中高め152キロ直球を叩いて右中間二塁打。19歳の2番・浅野が四球を選んで無死一、二塁となった。

 初球から送りバントの構えを見せていた3番・吉川は4球目を空振り。これに飛び出した二走・丸だったが、DeNAの捕手・伊藤が焦って二塁へ送球する間に三塁を陥れ、記録は三盗となった。

 丸の三盗は巨人移籍後初で、広島時代の2017年4月14日阪神戦(甲子園)以来7年ぶり。伊藤の送球を見て二塁に戻らず、そのまま三塁へ向かった好判断が光っての三盗成功となった。

 すると、吉川は次の球を右中間への適時二塁打とし、丸がガッツポーズをしながら先制のホームイン。4番・岡本和が3ボールから申告敬遠されて無死満塁となると、5番・大城卓が左犠飛を放って浅野が2点目のホーム生還を果たした。

 そして、1死一、二塁で6番・モンテスは巨人ベンチ前に飛ぶ一邪飛。これに二走・吉川が果敢にタッチアップして三塁へ進むと、打球を処理した一塁手・オースティンが慌てて三塁に悪送球して吉川が一気に本塁生還を果たし、一挙3点の先制劇となった。

 阿部慎之助監督(45)も「凄く積極走塁で、結局それも追加点になりましたので、素晴らしい走塁だったなと思います」と褒め称えた吉川の“神走塁”。

 試合中に「バントを失敗していたので、その失敗を取り返すつもりで切り替えて振り抜きました」と話していた吉川は試合後、走塁について聞かれると「狙って、行けるのであれば行こうと思って、毎回走塁しています。1試合も負けられない大事な試合が続くなかで、積極的なプレーができたかなと思います。あの時は、貴重な追加点になって良かったです」と話した。

 なお、吉川は初回の二塁打で21試合連続出塁としている。

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