巨人・阿部監督 敗戦の中で希望の光…モンテス称える「凄いね、途中から出て猛打賞」 左翼守備も無難に

[ 2024年8月13日 22:03 ]

セ・リーグ   巨人5―8阪神 ( 2024年8月13日    東京D )

<巨・神20>8回、二塁打を放つモンテス(撮影・島崎忠彦)
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 巨人の新助っ人、ココ・モンテス内野手(27=米国)が13日の阪神戦(東京D)で5回から来日初の左翼守備に就き、その裏の初打席で2点適時二塁打を放つなど3打数3安打2打点の大活躍。チームは敗れたものの、今後の選択肢を増やして阿部慎之助監督(45)を喜ばせた。

 「3番・中堅」に定着していたヘルナンデスが左手首骨折で離脱してこの日が2試合目。これまで「1番・右翼」に入っていた丸がこの日から「1番・中堅」に移って試合が始まった。

 だが、先発左腕・グリフィンがまさかの4回5失点KO。1―5となった5回表の守備で阿部監督は早くも動き、「4番・左翼」で先発出場していた岡本和を一塁に回し、捕手登録ながら最近は「5番・一塁」での出場が多い大城卓をベンチに下げて5番に2番手左腕・今村、グリフィンが入っていた9番に左翼手としてモンテスを入れた。

 すると、その裏、モンテスは1死二、三塁で相手先発右腕・才木のフォークボールを捉えて左翼フェンスを直撃する2点適時二塁打に。この回、さらに吉川の適時二塁打と坂本に適時打が出て5―5の同点に追いついた。

 チームは7回に4番手左腕・高梨が3失点して敗れたが、モンテスは6回の第2打席で2番手右腕・石井の152キロ直球を中前打とすると、8回の第3打席でも4番手左腕・桐敷のフォークボールを右中間への二塁打に。5回からの途中出場ながら、7月27日のDeNA戦(横浜)以来、来日2度目の猛打賞達成となった。

 阿部監督は「凄いね。いい集中力で。途中から出て猛打賞だからね、素晴らしかったです」と絶賛。

 左翼守備も無難にこなし、「うん、テスト形式みたいな感じになっちゃったけど、ちゃんと守ってくれたので」とうなずいた。

 モンテスはこの日が来日して13試合目の出場だが、すでに三塁、遊撃、二塁の守備に就いており、早くも4つめのポジションというユーティリティーぶり。今後に向けて選手起用のパターンが増えることに阿部監督は「そうだね。それは確実になったので、良かったなと思います」と敗戦のなかにも光明を見出していた。


 

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