ソフトバンク・長谷川“誕生日まで1軍”ノルマクリア!!　25歳の目標は「最高の景色を見ること」

5月18日、お立ち台でポーズを決める長谷川（左）と近藤

　ソフトバンク・長谷川威展投手が、語呂合わせから「野球の日」の8月9日、近藤健介外野手とともに誕生日を迎えた。現役ドラフトで今季加入した変則左腕の長谷川は、プロ3年目で初めて最高の景色を見たいと25歳の夢を語った。

　長谷川は「誕生日までは何とか1軍にいようと思って頑張ってきた」と己に課したノルマクリアに安堵（あんど）した。24歳の最終登板となった8日のロッテ戦は1死も奪えずに3安打1失点と打ち込まれたが、前日7日の同戦では1イニングを2奪三振などパーフェクト投球。21試合に登板して中継ぎの一角を担っている。「ファンの皆様と一緒に今まで見たことない最高の景色を見ることが25歳の目標です」。プロ3年目で初めて頂点に立つことを思い描いている。

　独特なスライダーを武器にする変則左腕は現役ドラフトで今季加入した。5人きょうだいで明るい性格、仲間思いだ。交流戦では花咲徳栄（埼玉）で同学年だった清水（中日）と同日に登板し、「本当にいい経験、成長する機会をいただいています」。覚悟を持ってマウンドに上がり「お世話になった方々にもソフトバンクで恩返しをしたい」と勝利に貢献する決意でいる。