31歳ソフトバンク・近藤に父もエール!!「まだまだ進化していってくれる。楽しみにしている」

[ 2024年8月10日 06:00 ]

小学6年時の近藤。がっちりした下半身で「2番・捕手」だった(父・義男さん提供)
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 ソフトバンク・近藤健介外野手が語呂合わせから「野球の日」の8月9日、誕生日を迎えた。近藤の父・義男さん(63)がスポニチ本紙にメッセージを寄せ、31歳になった息子の規格外だった幼少期を振り返り、さらなる進化を楽しみにした。 (構成・井上 満夫)

 まずは健介、誕生日おめでとう。もうプロ13年目、31歳か。早いよねー。本当によくやっているよ。常に向上心を持ち、挑戦をし続けて成長をしている。日本ハムでの1年目は単打のみの5本。2年目は安打10本だった。最初の3年間は開幕2軍から始まった。特にソフトバンクに移籍してから打撃のスタイルを変えて、まだ進化し続けているよ。シーズン中はあまり会えないけど、これからも家族で楽しみにしている。

 実は誕生予定日は8月16、17日だった。中学校の教諭をやってたので9日の誕生は助かった。10日のお盆休みに入る直前、うまい具合に出てきてくれた。女の子と聞いててね、「シホ」って名付ける予定だったが「嘘だろ」と思っていた。男の子なら、健やかに育つよう「健介」に決めていた。おかげでケガしても「痛い」とは言うけど「(試合に)出られません」とは言わない。
 体つきから何か違った赤ちゃんだった。僕は「ベジータ足」と言うんだけど漫画ドラゴンボールの登場人物に出てくるような下半身の肉付きだった。小学1年のときバッティングセンターで「左で打ってみようかな」と言うまで右打ち。あとは何と言っても、肩がかなり強かったよね。

 小学2年でソフトボールを39メートル、3年では48メートル投げた。「やってみるか?」と中学の軟式チームに交ざって捕手をやらせたら二盗を刺した。7歳上の兄の友人とドッジボールをしてて相手が投球を捕れず骨折した。さすがに謝り続けました。
 小学4年で軟式チームに入って小6で「2番・捕手」だった。中学では1年の秋から遊撃手。「華があるんだ」と捕手からのハーフバウンド送球を好捕して二盗を刺すのを楽しんでた。親ながら何ちゅうやつだと思ったよ。

 進路で「横浜高校に行きたい」と言い出したときは驚いた。でも教員として「夢を追いなさい」と生徒たちに言っている以上ね。硬式球を握ったことないのに1年の5月から遊撃手を守っていた。三塁手は筒香(現DeNA)先輩だった。3年間、努力した。相当、自分にも味方にも厳しかったみたいだね。

 中学3年で身長1メートル65。高校1年で1メートル66。今が1メートル71だから、サイズ的に、あまり変わっていないかな。それでもプロで本当によくやっていると思う。「うまくなりたい」との気持ちが常にある。出塁能力はあるが重心を低くして、強く振って打球速度を上げようとしている。打球を飛ばそうとしている。31歳、まだまだやってくれるでしょう。まだまだ進化していってくれると思っています。

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