アストロズ・菊池雄星 移籍後2度目の先発で5回1/3を4安打2失点 今季5勝目の権利を得て降板

[ 2024年8月8日 05:00 ]

ア・リーグ   アストロズーレンジャーズ ( 2024年8月7日    アーリントン )

アストロズ・菊池雄星(AP)
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 アストロズの菊池雄星投手(33)が7日(日本時間8日)、敵地でのレンジャーズ戦に移籍後2度目の先発登板。5回1/3を1本塁打を含む4安打2失点、8奪三振の好投を披露し、今季5勝目の権利を得て降板した。

 初回はわずか8球で3者凡退。2回は左前打で出た4番・ヤングが暴投と捕手の悪送球で三進し、たちまち無死三塁のピンチに。だが、後続を3人で片付けて無失点に抑えた。3回も2死一、二塁のピンチを背負ったが、3番・セミエンを空振り三振に切って落とし、これまた無失点で切り抜けた。4回も1死一、二塁とされたが、7番・ガルシア、8番・グロスマンをいずれも空振り三振に切って得点を許さなかった。

 6回には先頭・セミエンにカウント1―1から92・6マイル(約149キロ)速球を左翼席に運ばれ、初失点。続くヤングからこの日8個目の三振を奪ったが、5番・ラングフォードに四球を与えたところで球数はジャスト100球。ここで降板となった。2番手・スコットが打たれて失点は2となったが、勝利投手の権利を得ての降板となった。

 この日は捕手・カラティニとの呼吸が合わず、何度もサインに首を振り、時にはカラティニがマウンドに駆け寄って話し合う場面も見られた。移籍後、2度目の登板ということもあり、今後、意思疎通が深まれば、さらにテンポのいい投球になってくると思われる。

 移籍後の初登板初先発となった2日のレイズ戦では5回2/3を3安打2失点と好投しながらも、移籍後初勝利とはならなかった。それでも球団タイ記録となる8者連続三振を含む11奪三振の快投で本拠ファンを熱狂させた。そしてこの日も8奪三振で、スタンドを沸かせた。

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