カーショー 5回途中1失点で左肩手術復帰後初白星ならず グラテロルが復帰後初登板で負傷降板

[ 2024年8月7日 12:35 ]

ナ・リーグ   ドジャース―フィリーズ ( 2024年8月6日    ロサンゼルス )

負傷降板するグラテロル(右から3人目)の肩をたたくドジャース・ロバーツ監督(撮影・西尾 大助)
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 ドジャースの大谷翔平投手(30)が6日(日本時間7日)、本拠でのフィリーズ戦に「1番・DH」で先発出場。第1打席は二ゴロ、第2打席は左飛、第3打席は二直に打ち取られた。左肩手術から復帰後3度目の先発となったクレイトン・カーショー投手(36)は4回2/3を5安打1失点、5奪三振と好投も復帰後初勝利はまたもお預けとなった。

 カーショーは前回登板7月31日のパドレス戦では、自身の失策を含む3失策と守備も乱れ、3回2/3を6安打7失点で降板。424試合目の先発で初めて三振を奪えなかった。

 この日は先頭打者を三振に仕留めるなど、5奪三振。しかし、0―0の5回1死から二塁打と死球でピンチを招くと、2死後にシュワバーに中前打を許して先制点を与えた。ここでデーブ・ロバーツ監督がベンチを出て降板。ファンからは大きな拍手で好投を称えられたが、ベンチでは悔しそうな表情を浮かべた。

 故障者続出のチームにまたもアクシデントが発生した。右肩違和感から復帰し、6回から3番手で登板した右腕グラテロルが、3人目のリアルミュートに4球目を投じた時点で右足を押さえて負傷降板した。前日には救援陣の一角トライネンが左臀部の違和感を訴えて負傷者リスト入りしただけに、デーブ・ロバーツ監督にとってはまたも悩みの種が増えた形となった。降板後、ドジャースは右太腿裏を痛めたと発表した。

 グラテロルの負傷降板を受け、緊急登板した4番手のハニーウェルが悪い流れを断ち切れず、2本の適時打を許して4点ビハインドとなった。

 この日は日本ハム時代の恩師で昨春のWBCでは侍ジャパンの監督としてチームを3大会ぶり3度目の優勝に導いた栗山英樹氏が、三塁側バックネット裏の次打者席付近の最前列で観戦。大谷は第1打席は左腕サンチェスの初球を打って二ゴロ、第2打席はカウント2―2から左飛、第3打席は1点を追う5回2死一塁で二直に終わった。

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