巨人は執念の引き分け 首位・広島と4時間30分の死闘 12回2死から高橋礼を救援投入、ピンチしのぐ

[ 2024年8月7日 22:30 ]

セ・リーグ   巨人3―3広島 ( 2024年8月7日    東京ドーム )

<巨・広>12回を終えた高橋礼 (撮影・西川祐介)
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 巨人は7日、東京ドームで首位・広島と対戦し、延長12回の末に3―3で今季6度目の引き分けに終わった。首位とのゲーム差は2ゲーム差のままとなった。

 快投を続けてきたグリフィンが8回1死一、二塁と走者を背負い、野間に中前に運ばれ1点差となった。さらに1死一、三塁の場面で、阿部監督は継投を選択。ケラーをマウンドに送ったが、裏目に出てしまった。ケラーは堂林に四球を与え1死満塁となった後、小園にカウント2ボール2ストライクからのカーブを右前に運ばれ、逆転を許した。

 それでも、その裏、1死から途中出場の門脇が四球を選び、続く代打・中山の打席で二塁盗塁に成功。中山は空振り三振に倒れたが、丸が、広島3番手の塹江の外角へのカットボールを右中間に運ぶ二塁打で同点に追いついた。

 試合は延長戦に突入した。両軍ともに救援陣が踏ん張って得点を許さない。巨人も10回は船迫、11回は伊藤が抑えて迎えた12回。7番手の平内が2死一、二塁のピンチを迎えた場面で、阿部監督は高橋礼を送り、堂林を二ゴロに抑えた。12回2死一塁から、丸の打撃に期待がかかったが、中飛に終わった。

 先発グリフィンは7回まで来日自己最多の12三振を奪う力投だった。打線も4試合ぶりに先発起用となったモンテスが4回に先制の中前打。さらに6回にもグリフィンの捕ゴロの間に坂本が生還。いい形で終盤に持ち込みながら8回に逆転を許したが、再び追いついた。首位を争う両チームの意地と意地がぶつかり合う、試合時間4時間30分の死闘だった。

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